岩手県生協連・県消団連など7団体で構成する「くらしを考えるネットワーク」は、2011年2月3日、盛岡市内の岩手県水産会館において、105名の参加をえて、「消費税増税は間違っている学習講演会 第2弾」を開催しました。同学習会では、浦野広明立正大学教授に、「法人税減税で私たちのくらしはどうなる?」を講演いただきました。この講演会は、昨年10月に開催した消費者大会の講演に引き続き消費税学習会の第2弾として開催したものです。
☆「第1弾 消費税増税は間違っている学習講演会報告」はこちら(10年11月17日掲載)
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▲講師:浦野広明立正大学教授 |
▲会場の様子 |
<「消費税増税は間違っている学習講演会 第2弾」の開催概要>
◇講演「法人税減税で私たちのくらしはどうなる?」 講師:浦野広明立正大学教授
(骨子) 昨年閣議決定の「税制改正大綱」は、「納税者の権利を踏みにじり、庶民増税に突き進むもの」です。給与所得控除の縮小(6%)し、庶民から搾れるだけ絞り、所得の無い人からは消費税で取るというもの。一方法人税や金融証券税は引き下げるという金持ち優遇税制。今こそ憲法の精神にそった応能負担の原則を追求し、大綱路線とのたたかいを盛り上げる運動が望まれます。
●大企業や大金持ち優遇に参加者から批判の声が(参加者感想の抜粋)
- 大変理解しやすい話だった。税のしくみとそうした制度が出た状況や都合の良い悪用できるしくみがわかりました。
- 日本がいかに税のとり方がおかしいかわかった。大企業がますます儲かるしくみではないだろうか。
- そもそも税金の考え方「応能負担の原則」からみて消費税は反している。また、憲法の精神からみて全ての税金は福祉社会保障目的税であるということになるほどと納得した。しかし、半数以上の国民が増税に賛成という状況で、このようなことをきちんと伝えていくにはどうしたらいいのかと思う。
<問い合わせ先>
くらしを考えるネットワーク事務局・岩手県消団連 電話019−684−2225
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