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岩手県消費者大会実行委員会(参加15団体)主催の「2010年岩手県消費者大会」が、2010年10月27日(水)、岩手県産業会館（盛岡市）において、県内の生協はじめ協同組合、消費者団体のメンバーや市民約450名が参加して開催されました。当日は、全体会で二宮厚美・神戸大学教授による「消費税増税はまちがっている」をテーマとした講演と2つの大会決議を採択し、午後は6つ分科会に分かれ、それぞれのテーマで報告・質疑・討論を行いました。約130枚回収された参加者アンケートでも、二宮先生の消費税に関する講演が「分かりやすく大変参考になった」と好評でした。
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| ▲主催者挨拶：高橋克公大会実行委員長 |
▲基調講演：二宮厚美神戸大教授 |
＜2010年岩手県消費者大会の開催概要＞
◇全体会：10時30分〜12時30分
■基調講演：二宮厚美・神戸大学発達科学部教授
演題：「消費税増税はまちがっている」〜安心して暮らせる国づくりの方法はほかにある」
(1)国民の生活で解決すべき問題(貧困と格差・不況・財政赤字・)
(2)消費税の増税は労働者所得減の現状では一層消費が落ち込み不況解決にならない。
(3)購買力向上のためには、富裕層から吸い上げ、低所得層に回す垂直型再配分が有効。
■2つ大会決議の提案と採択
・「消費税増税に反対し消費税増税に頼らない税制のしくみを求める決議」(PDF83KB)
・「早急な米価対策と食料自給率を上げる具体的な農業政策の早期制定を求める決議」(PDF83KB)
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| ▲「消費税決議」と「米決議」の提案 |
◇午後 分科会：13時10分〜15時 テーマと参加者アンケートの紹介(抜粋※)
- ●第1分科会：
- 食料と農業を考える「消費者は何を求めているか〜消費者・生産者の思い」
- ●第2分科会：
- くらしと格差問題を考える「今私たちや子どもたちの周りで起こっていること」
- ●第3分科会：
- 税と社会保障問題を考える「私たちが願う社会保障とは？」
- ●第4分科会：
- 介護問題を考える「安心できる介護保険制度をめざして！」
- ●第5分科会：
- 平和問題を考える「平和であり続けるために、今すべきことは何か？」
- ●第6分科会：
- 消費者問題を考える「分割払いの買物ルールが変更に､信用情報に記載」
【各分科会の様子(参加人数)】
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| ▲第1分科会(参加者数46人) |
▲第2分科会(参加者数29人) |
▲第3分科会(参加者数55人) |
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| ▲第4分科会(参加者数27人) |
▲第5分科会(参加者数28人) |
▲第6分科会(参加者数20人) |
【参加者からのアンケート紹介(まとめより抜粋)】
- ・アンケート回収数
- 午前：50枚 午後：80枚 合計130枚
- ・回答者の年代
- 20代(2名) 30代(11名) 40代(28名) 50代(28名) 60代以上(48名)
- ・回答者の性別
- 女性：67名 男性：10名
■全体会基調講演に関するもの
- わかりやすく、ユーモアがあり、楽しく聞くことができ、勉強になった講演だった。(80名)
- 富裕層・大企業から税金を取るしくみを(国に)お願いしたい。(8名)
- 垂直型所得再分配（応能負担・税はあるところから取る）がよく理解できた。(6名)
- 消費税増税反対だけでは解決にならない。原資をしっかり考えなければいけない。(5名)
■分科会別 アンケート回答(アンケート結果より抜粋)
- 第1分科会：
- 小原先生の話は解り易くユーモアもあり、共感できた。よかった。(15名)
- 第2分科会：
- 子どもの現実に焦点をあてることの大切さを知りました。(2名)
- 第3分科会：
- 大変勉強になった。(3名)
- 第4分科会：
- (介護では)もっともっとつながる必要（まず地域から）を感じた。
- 第5分科会：
- (遺骨収集)高橋ワカ子さんのお話はとても身につまされた。(4名)
- 第6分科会：
- 消費者大会を知ったきっかけ(所属団体から87名・生協21名)
- その他：
- 午前と午後の合間に体操を取り入れて欲しい
☆参加者アンケートまとめはこちら(PDF 181 KB)
＜問い合わせ先＞
消費者大会実行委員会事務局(岩手県消団連内) 電話：019−684−2225
■消費者大会実行委員団体(15団体)
いわて生協・岩手県学校生協・盛岡医療生協・岩手大学生協・盛岡大学生協・岩手県生協連・岩手県労働者共済生協（全労済）・消費者信用生協・岩手県生活問題研究会・新日本婦人の会岩手県本部・i女性会議岩手県本部・岩手県母親大会連絡会・岩手県母と女性教職員の会・岩手県退職女性教職員の会・JA岩手県女性組織協議会
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