石油製品の高騰で困っている消費者・生産者・事業者合わせて800人が各地から参加し、緊急大集会を開催しました(盛岡市・岩手教育会館大ホール)。
開会あいさつで岩手県生協連・加藤善正会長理事は「市場競争の国づくりと規制緩和、構造改革が進み、貧困の格差が広まって弱肉強食の世界になっている。原油と穀物の異常高騰は岩手にも大変な影響を与え、農産物などの自由化で生産者価格が低下している。中小零細企業も消費者のくらしも年々きびしくなっている。」「この冬1缶2500円の灯油を買うことはできない」と原油高に抗議。
神戸大学・二宮厚美教授が「石油製品はなぜ値上がりしているのか」と題して基調講演、続いて生産者・事業者・消費者がそれぞれ、石油製品高騰による経営やくらしの打撃の実状を紹介し、「バイオエタノールの影響、飼料・肥料・燃料価格が高騰し、原材料の奪い合いで農業経営はギリギリの状態(農業者)」「ガソリン値上げは大きな会社もだが、小さい会社のほうがもっと大変(運輸業者)」「灯油価格は4年前の2倍以上。この冬をどう乗り越えたらいいのか(消費者)」と強く訴えました。
会場いっぱいの800人が参加し、活気あふれる集会・アピール行進になりました。
この緊急大集会は12団体による3回の実行委員会で検討・準備し開催しました。これだけの事業者や生産者団体がいっしょに取り組んだのは全国でも初!
実行委員会(12団体) |
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岩手県農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会岩手県本部、岩手県漁業協同組合連合会、岩手県森林組合連合会、岩手県クリーニング生活衛生同業組合、社団法人岩手県バス協会、岩手県商工団体連合会、岩手県労働組合連合会、岩手県学校生活協同組合、いわて生活協同組合、岩手県消費者団体連絡協議会、岩手県生活協同組合連合会 |
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10万人請願署名、9月県議会・市町村議会へ請願提出に取り組み中です。 |
岩手県生協連(本部:岩手郡滝沢村)、県消団連など12団体で構成する「もうがまんできない!原油高!消費者・生産者・事業者緊急大集会実行委員会」(事務局:県生協連・県消団連)は、「原油高への緊急対策を求める10万人緊急署名」に取り組んでいます。内閣総理大臣、衆参両議長に提出、第1次締め切り9月末、最終10月末です。 |
☆請願署名案内はこちら |
◇ 問合わせ先・連絡先:岩手県消団連、岩手県生協連 電話:019−684−2225
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アピール行進 |
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会場いっぱい |
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市内を行進 |
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訴え 消費者 |
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二宮先生 |
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