岩手県生協連(本部:岩手郡滝沢村、会員17組合)は、同県生協連創立40周年記念企画の第2弾として、2007年1月9日、岩手水産会館(盛岡市)において、「生活協同組合運動フォーラム」を開催しました。
昨年12月9日に寺島実郎日本総研会長による記念講演会の開催に引き続くものです。
☆12.9記念講演会の報告はこちら
このフォーラムの目的は、「岩手のくらし・地域の実態から、生協運動の役割・可能性について考え、2007年の運動と事業・経営に役立てる」こととし、生協で活動する組合員、生協の役職員を中心に、県内の農協・漁協などの協同組合の役職員など100名を超える方たちの参加をえて開催したものです。
フォーラムは、私たちくらしの現状を4人の方々から問題提起いただき、さらに「生協運動はいま、どこへいくのか?」と題する講演、これらを受けて、パネルディスカッションで課題を深めるという内容で構成しました。
パネリストの皆さんからは、協同できる運動や取組みや生協に対する期待が出されました。
参加した多くの方々から「地域の実態をきちんと捉え生協の原則・価値をあらためて学び、活動のエネルギーにしていきたい」などの前向きな感想が寄せられ、岩手県生協連創立40周年を記念する企画として評価できるものとなりました。
1966年に創立された岩手県生協連は、県生協連の会員の17の生協・農漁協と手を携え、誰もが安心してくらせる「協同のあるまち・ふれあいのあるあたたかい地域コミュニティ」を創造するため、生協への理解を深め、支持と共感を高めていく取り組みを、40周年を機に強めていきます。
<フォーラムの概要>
◇4つの問題提起
(1)「新農政」の展開状況と農林漁業の現状 堂前 貢・岩手県農民連副会長
(2)子どもをめぐる現状と教育基本法改悪による変化予測 小野寺武男・岩手民教連委員長
(3)医療・福祉・介護をめぐる現状と問題点・課題 山内敏子・岩手県保険医協会事務局長
(4)流通業をめぐる現状と生協の課題 飯塚明彦・いわて生協専務理事
◇講演「生協運動はいま、どこへいくのか〜そのコアミッションを考える〜」
◇パネルディスカッション(パネリストは問題提起いただいた4人の方と講演者)
※コーディネータは加藤 善正・県生協連会長理事が務めました
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パネルディスカッション |
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