「日本政府に核兵器禁止条約への批准を求める岩手県民の会」(※2021年9月12日結成:61団体参加、略称:核禁条約岩手の会)は、2024年9月29日、結成3周年記念集会を岩手教育会館:多目的ホールAにおいて開催しました。オンライン視聴を含め90人の参加がありました。
当日は、主催者あいさつ(三田 健二郎:核禁条約批准を求める岩手県民会代表)、首長からのメッセージ紹介(達増 拓也県知事ほか6人)、記念スピーチ(NPOピースボード:渡辺 里香国際コーディネーター)、トークセッション(渡辺さん・高校生平和大使2名、青年労働者1名)、活動経過と今後について(吉田 敏恵岩手県生協連専務理事)、閉会のあいさつ(関沢 淨:原水禁岩手協議会)、最後に記念撮影を行い集会を終了しました。
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▲講演会場の様子 |
▲講師:渡辺 里香さん |
<3周年記念集会の要点 司会:及川隆浩平和環境岩手県センター>
●記念スピーチ(骨子):講師:NPOピースボードの渡辺 里香国際コーディネーターは、「核兵器のない世界に向け、私たち市民の役割」というテーマで、「(1) ピースボードおりづるプロジェクトによるヒバクシャ地球一周 証言の航海、(2)@can国際キャンペーン・ノーベル賞受賞の経過など、(3) NPT再検討会議・締約国会議と核兵器禁止条約の現状(93ヵ国署名・70ヵ国批准)、(4) 私たち市民の役割」などについてお話しいただきました。
渡辺里香講師のスピーチ資料(全文)」はこちら【PDF:1.27МB】
▲トークセッション:左から渡辺里香講師・畠山文子さん・佐藤凛太郎さん・佐藤桃香さん
●トークセッション:渡辺里香さんをモデレーターに、2人の高校生平和大使(左藤凛太朗さん:釜石高校・畠山文子さん:一関一高)、青年労働者の佐藤桃香さん(盛岡医療生協)の4人で、各自の活動を発表し、核兵器廃絶への役割などについて話し合いました。
●岩手の会のこれまでに経過と今後の取り組みについて提案(県生協連:吉田専務理事):
(1)参加・協力団体数:64団体、(2)署名数:56,174筆、(3)学習・街宣活動の現状、(4) 首長の署名数:29名(含む議長9名)、当面の行動:核禁署名目標20万筆の推進、街宣行動・学習会の開催、ニュースの発行、議会・議員要請行動の推進などを通じて、県民の核兵器は廃絶への機運を高め、政府に条約批准や締約国会議へのオブザーバ出席を迫る。
岩手の会の取組みと当面の行動計画(当日資料より)」はこちら【PDF:214KB】
●参加者からの感想(抜粋):「ピースボートやICANの活動が知れてよかった。核禁条約成立には、日本の被爆者のみなさんを先頭に草の根運動が土台にあるとことや、私たちの市民運動がけっして無駄ではなかったことも確信」、「次の世代に語り継ぐことが、自分たちの使命だと再認識」「日本だけでなく、世界各地での核実験の犠牲者であるグローバル被爆者がいることを知った。核兵器は百害あって一利なし」、「若い世代の核廃絶に向けた声が聞けて良かった。感動したし、希望を持った」、「核兵器保有について国会議員の賛同が4割にも満たないことにがっかり。その中で達増知事の賛同はうれしい」。
●記念撮影
●見逃し配信もご覧いただけます
URL⇔https://youtube.com/live/SuZlFGHRMOM
◇問合わせ先:各幹事団体:岩手県被団協/平和環境岩手県センター/岩手県原水協/事務局:岩手県生協連 電話:019−684−2225
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