岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、このほど、12月21日〜1月24日、1月25日〜2月20日、2月21日〜3月20日の灯油価格を下記のように決定するとともに、この3か月間の灯油価格について、1リットルあたり2.5円の価格還元を行うことといたしました。この結果、生協灯油をご利用いただくほうが、県平均価格でご利用いただくより、1世帯当たり平均3,700円ほどお安く利用いただけることになります。今後も生協灯油のご利用をお願いいたします。
1.県生協連の灯油価格
(1)「定期巡回価格」と「電話注文価格」
●12月21日〜2021年1月24日 定期巡回お任せ給油 78円⇒75.5円 電話 79円⇒76.5円
●2021年1月25日〜2月20日 定期巡回お任せ給油 81円⇒78.5円 電話 82円⇒79.5円
●還元期間:2020年12月20日〜2021年3月20日 (3か月間)
●2021年2月21日〜3月20日 定期巡回お任せ給油 85円⇒82.5円 電話 86円⇒83.5円
●還元価格:1リットルあたり2.5円
※還元額 いわて生協 4.400万円 岩手県学校生協 400万円
2.この間の原油情況と生協の灯油について
(1)今年も、原油価格の動きは見通しの厳しい年でした。
世界の石油需要はコロナ前を7%近く下回り、価格が大幅上昇する理由はないと予想しましたが需要とは関係なく、減産による生産引き締めと景気回復期待によって原油価格は上昇したからです。
(この高値が今後も続くと、日本によっては消費税を1%上げるのと同程度の負担が生じ、景気回復に水を差すと懸念されています。灯油の利用期は終わるものの原料価格上昇など広範囲に影響します)
(2)12月に生協灯油価格を「暫定価格」にしたにもかかわらず、1月以降も仕切り価格が上昇し、何度も価格変更せざる得なくなりました。しかし、少しでも価格を抑えながら変更してきました。
- 2月21日に3度目の変更をしてからも、仕切りは4円上昇し、本来3月は還元できる状況にありませんが、しかし、生協の灯油に利用を堅実に結集してくださったおかげで、利用人数や利用量は全体では増え、暫定価格を決めた期間(12月21日〜3か月間)については還元が可能な利益を確保できました。
また、くらしは依然厳しい状況が続いておりますので、少しでも灯油還元を増やし家計応援をする意味も含まれた価格です。
- 今回決定した価格によって、定期巡回の生協価格は,県の平均価格を下回っています。
- 決定価格を月別の利用量と掛け合わせ灯油代金を計算すると、冬期6ヶ月の使用量は平均934ℓ、負担額は71,872円になりました。(昨年は925ℓ、82,776円、昨年比▲10,902円)。寒さの厳しい年で月によっては使用も増えましたが、灯油代が昨年比較で15%程度安く推移した影響により、総額でも15%程度負担額減になりました。しかし、一冬で7〜8万円の灯油代自体が、北国に住むものにとって、大変重い負担です。また県平均価格で同じ灯油量を利用するよりは、生協灯油を利用したほうが約3,700円安くなります。
3.3月21日以降の灯油は、各生協(いわて生協・岩手県学校生協)の独自価格になります。
いわて生協の灯油還元案内はこちら
岩手県学校生協の灯油価格案内はこちら
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
岩手県生協連「当面の灯油暫定価格を1リットル 81円に決定」(第3報) 〜期間:1月25日−3月20日 1リットル3円値上げ〜
岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、このほど、値上がりの続く原油価格を受けて、国内仕切り価格が、1月の3週間に、1リットルあたり3.5円も上がったこと、コロナ感染拡大による巣ごもりと真冬日の連続などで、家庭での灯油使用量の増加などの要因で、値上がり情況が続くと判断し、家計が一層厳しいなかですが、1月25日〜3月20日の灯油暫定価格、1リットルあたり3円値上げすることにいたしました。
1.県生協連の灯油価格
(1)「定期巡回価格」と「電話注文価格」
●予定期間:1月25日(月)〜2021年3月20日(土)
●暫定価格:すべて消費税込み価格
- ①配達価格・定期巡回おまかせ給油
- 1リットル81円、1缶1,458円(前月より3円アップ)
- ②電話注文は1円プラスの
- 1リットル82円、1缶1,476円( 同上 )
2.この価格にした理由と背景
●経過:原油価格は、11月には1バレル45ドル程度から12月に50ドルまで上がり、国内の石油元売り会社が示す「仕切り価格」も12月の4週間で1リットル当たり4.5円も上がったために、生協灯油価格を12月21日から変更(プラス3円)した経過があります。
(1) コロナで世界的には経済は停滞しており、落ち着くと思われていた原油は、サウジアラビアが「2〜3月の2か月間に自主的に原油の減産量を増やす」と1月5日に表明したことで受けて、現在年初めより10%近く上昇し、1バレル53〜56ドルとなっています。また、アメリカのバイデン政権の経済政策への期待感なども背景に、投資資金が原油市場に流れ込んでいるのも原油上昇の理由です。
(2) 原油上昇を受けて、国内の仕切り価格は、1月2週+0.5、3週+2.0円、3週+1.0円と、3週間で3.5円も値上りしています。
(3) 上記の状況をうけて、生協の灯油価格を、3円値上げします。
- 原油上昇を受けて、国内の仕切り価格(つまり卸価格)が、1月になってから3.5円も上昇しており、今の生協価格では供給するのが大変厳しい状況です。また、県内の灯油価格平均も現時点で80〜81円とすでに値上がりしています。今後全国的な寒波が落ち着けば、灯油の需要も落ち着き価格が下がる可能性がありますが、現在はまだまだ寒く、価格についても現状が続くだろうと考えられます。
- コロナ禍による巣ごもり、また昨年の暖冬傾向と違い真冬日が続き灯油の利用も増え(1月度は前年比115%の供給増)、家計は一層厳しい状況にあります。こうした中での3円の値上げですが、1缶1400円台は維持しておりますのでどうかご理解をお願いします。
岩手県学校生協の価格案内はこちら
※参考
- 昨年の同時期の、生協価格は1月5〜が暫定価格で93円(のちに決定価格で90円になった)と、90円台でした(18リットル1缶1,620〜1,674円)今より、1缶162円〜216円高い状況でした。
- なお、今後も大きな状況の変化があった場合は途中でも再度「暫定価格」を変更する場合があります。
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
岩手県生協連「当面の灯油暫定価格を1リットル 78円に決定」(第2報)
岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、本来、12月には灯油委員会を開催して、灯油をめぐる情報交換や価格について協議しするとろですが、コロナ感染防止のため委員会は開かず、2020年12月21日〜2021年3月20日までの灯油暫定価格を以下の内容に訂正することにいたしました。
1.県生協連の灯油価格
(1)「定期巡回価格」と「電話注文価格」
●予定期間:12月21日(月)〜2021年3月20日(土)
●決定価格:すべて消費税込み価格
- ①配達価格・定期巡回おまかせ給油
- 1ℓ78円 1缶1,404円(前月より3円アップ)
- ②電話注文は1円プラスの
- 1ℓ79円 1缶1,422円( 同上 )
2.この価格にした理由と背景
●10月に価格を決めた時点では、原油価格は19年同時期より3割ほど安い1バレル40ドル程度で推移するだろう、コロナで需要も伸びず急激な高騰はないだろうと予想しましたが、中長期で予想することは難しいため「決定価格」にして様子を見ていました。
●原油価格(ドバイ原油)は、10月下旬1バレル38ドルに下がりその後は40ドルを維持。11月中旬からは、43ドル、44ドル、11月下旬には47ドルになるなど上昇しています。ニューヨークのWTI原油も11月は9か月ぶりに45ドルになるなどしました。上昇の理由は、コロナワクチン開発で経済活動が再開するとの期待感と、12月3日のOPECプラス(石油輸出国機構OPECにロシアなど加えたもの)の閣僚会議で、21年1月からも協調減産を維持すると決めたことが影響しています。前者の理由の方がより影響しているようです。需要が新型コロナ危機前の水準に戻ることは難しいと思われますが、ワクチンへの期待感で原油は先物買いという投機の対象となって上昇しています。直近では、50ドルになりました。今後もこの動きは警戒すべきですが、世界的に見て原油の生産量は十分足りていますので、40後半〜50ドルで高止まると考えています。
●国内の元売り会社が示す仕切り価格は、10月4週間累計で▲1.0円、11月5週間累計では+1.5円でしたが、12月になると1週目+2円、2週目+0.5円、3週目+1円、4週目+1円と、この4週間で4.5円も上昇、10月以降の累計では5円上昇したことになります。
●上記の状況をうけて、生協の灯油価格の変更をします。
- 12月中旬までは、仕切り価格が上がってもなんとか価格維持に努力してきましたが、仕切り価格が累計で5円も上昇しているのに今の価格75円で供給し続けるのは困難です。
- ただし、年末年始を迎えるにあたり少しでも家計負担を軽減したいことから、値上げ幅は+3円の上昇に抑え、78円とします。
- 今回から、「決定価格」ではなく、「暫定価格」にします。
よって、これ以上大きな「原油」や「仕切り価格」の変化、「寒波による一時的な需要増」などが起きず、組合員の計画通りの利用があれば、割り戻しができる可能性があります。
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
岩手県生協連「2020年:今冬の灯油価格を1リットル 75円に決定(第1報)
岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、2020年10月14日に第1回灯油委員会を開催し、10月21日から今冬の灯油価格を以下の内容でスタートさせることを決定いたしました。
1.県生協連の灯油価格
(1)「定期巡回価格」と「電話注文価格」
●予定期間:10月21日(水)〜11月20日(金)
●決定価格:すべて消費税込み価格
- ①配達価格・定期巡回おまかせ給油
- 1ℓ75円 1缶1,350円(前月同、昨年同時期より▲14円)
- ②電話注文は1円プラスの
- 1ℓ76円 1缶1,368円( 同上 )
2.この価格にした理由と背景
●原油価格が昨年同時期より3割ほど安い1バレル40ドル台で推移するだろうと予想されること。
しかし、コロナにより需要が伸びないだろうという前提はあるものの、アメリカの大統領選の結果も影響するため、中長期で予想することは難しく、もうしばらく様子を見たほうがいいこと。
●国内元売り会社が提示する仕切り価格の、直近4週間の推移も原油と同じように大きくは変動していないこと。
●現在の県内の市況の平均配達価格は、77〜78円程度であること。
●10月21日(水)から、生協灯油の定期巡回が始まり、灯油の需要期を迎えます。
以上の3点の状況から、県生協連では定期巡回の価格を、1リットル75円(電話注文は1円プラス)とすることにします。
ただし、様子を見る必要から「暫定価格」での発表ではなく、1か月間をめどとした「決定価格」とします。
【参考】
- 今回の決定価格は、昨年より、1リットル当たり14円、1缶では252円安い価格です。
- 75円で発進したのは、2017年も同じでした。
- なお、状況に応じて途中でも「決定価格」を変更する場合がありますし、今の価格で延長する場合もあります。変化がある場合は、岩手県生協連から再度リリースいたします。
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
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