岩手県生活協同組合連合会 会長理事 阿部 慎二

私たち岩手の生協は協同組合の理念である「他者への思いやりや助け合い」を大切に、昨年も16生協・会員、50万人の組合員の協同の力で、くらしと地域に役立つ取り組みを進めてまいりました。
生活苦を抱える人が増加する中、子ども食堂への支援やフードドライブ、フードバンク、支援団体との連携による共助の仕組みづくりを広げてまいりました。信用生協では、くらしやお金の無料相談の実施や住まい探しの支援などにも取り組んでいます。また高齢者のくらしサポートとして、いわて生協の店舗では寄り添いがあるお買い物「スローショッピング」やお買い物支援を広げ、宅配事業では高齢者の異変に対応する取り組みを行い、その件数は年々増えています。
平和に関しては、日本が軍拡優先で突き進むことは、自由や権利の制限、市民生活の圧迫につながり、世界の軍事的緊張を高めてしまうだけです。平和憲法9条を持つ日本は外交手段を尽くし、平和国家としての信頼を維持する道、核兵器廃絶に向けての道を進むべきだと、これからも市民の立場から声を上げてまいります。
灯油の異常な高騰は4年以上に及び、米価をはじめ物価高騰は収まりません。燃料も食料も他国に依存しすぎる状態が、消費者や生産者、事業者を苦しめています。原発に頼らない再生エネルギーの普及と、食料・食の安全を守るためにも食料自給率の向上を求め、事業や運動での取り組みを一層すすめてまいります。
今年岩手県生協連は、60周年(1966年設立)を迎えます。生活協同組合がめざす理念や、地域社会貢献のため努力していることを改めて知っていただく発信や機会を増やしたいと考えておりますので、ご期待ください。
皆様のますますのご多幸をご祈念し、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 |