((一社)わらび座(秋田県仙北市)主催の標記ミュージカルは、『劇場が宮沢賢治の魔法にかかる』という打ち出しで、岩手県では、宮沢賢治のふるさとである花巻市で2025年7月20日の公演を皮切りに、8月30・31日に、盛岡市内の盛岡市民文化ホールにおいて、4回上演され、約2,000人の方たちが鑑賞しました。参加者の半数は子どもや親子連れでした。この公演は、文化庁の助成事業であり、国際協同組合年(IYC2025)の記念事業にもなっています。
後援は、盛岡市・市教育委員会・岩手日報社・日本協同組合連携機構(JCA)・JA全中・全国労金協会・全森連・全漁連など。また、岩手県生協連も構成団体である岩手県協同組合間提携協議会・各協同組合・たくさんの企業に協賛いただき、生協はじめ各協同組合が普及に協力しました。
参加者からは「ロビーでの展示物も楽しかった」、「宮沢賢治の童話をモチーフにした舞台や衣装は、ヘラルボニーの作家たちのデザイン。キャラクターや衣装がくるくると変わって大人にも楽しく、さすがわらび座と思わせる躍動感のある踊りや歌はすばらしい!の一言でした」との感想が寄せられました。
この公演は、北海道・東北地域(青森・秋田・宮城・福島)はじめ全国各地で上演される予定です。
 |
 |
場内廊下の宣伝物にも力が入っていました |
入り口の様子 |
 |
主人公の冴島あおいと青木めぐる(出典:わらびさ公式サイト) |
<わらび座ミュージカル『真昼の星めぐり公演』の概要>
●ストーリー:このミュージカルは、不思議の国・イーハトーブへいらっしゃい。から始まり、優等生の冴島あおいと、派手なグループの中で本音を隠して生きる青木めぐるは、同じ高校に通う幼なじみ。ある日、二人の前におしゃべりで大きなドラネコが現れ、不思議なワンダーランド「イーハトーブ」へいざない、「失くしてしまった大切なもの」を探すべく、二人は旅をする物語です。
●感想:会場からキャラクターが何度も出てきたり、観客がもつ光のボールが舞台とあわせて七色に光るので、全体が一体となるような感覚になりました。自分で境界線や限界を作る必要なんてない、もっと先へ先へとすすんでいけるよ、ヘラルボニーとわらび座の融合した舞台は、不思議な幸福感と少しだけ背中を押してもらえる優しい空間でした。
これから全国公演も行われるので、たくさんの方に経験してほしいと願っています。
ミュージカル「真昼の星めぐり」公式サイトはこちら
YouTubeの紹介動画はこちら
(情報・写真の一部の出典:わらび座「真昼の星めぐり」公式サイト)
- ◇内容について:
- 一般社団法人:わらび座 公演事業部
電話:0187-44-3332(平日10〜12時/14〜17時) 〒014‐1113 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430
|