岩手県生協連・岩手県消団連(滝沢市土沢)など47団体で構成する「さようなら原発岩手県集会2025実行委員会」(事務局:岩手県消団連)が主催する標記の集会は、2025年3月16日、岩手教育会館において、244人(会場222人、WEB22人)の参加をえて開催されました。当日は、作家でジャーナリストの青木 美希さんに「なぜ日本は原発を止(や)められないのか?」の演題で講演いただきました。
続けて、福島県双葉町元町長の井戸川克隆さんからのメッセージを紹介。最後に、集会アピールを拍手で採択し閉会しました。※アピール行進は天候不順のため中止しました。
「さようなら原発 岩手県集会2025:アピール」はこちら【PDF:1.67MB】
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▲集会会場の様子 |
▲講師:青木 美希さん |
【青木 美希さんの講演骨子】
(1) 現状:「いまも福島原発から300km離れた富士山でも野生キノコからセシウムが検出され、出荷制限中、岩手県内産でも出荷制限されているものがある」
(2) 政府はエネルギー基本計画で「原発依存度低減」「再エネに最優先に取り組む」を削除し、原発新設に取り組むとした。
(3) 「なぜ日本は原発を止められないのか?
推進する人たちで作る「原子力ムラ、政官業学メディアなどの既得権益を守る。原発推進の政治家は電力会社にパーティー券を買ってもらっている。
(4) 「核兵器と原発」原子力専門家「核には核で、が常識」
(5) 高い原発、私たちの電力料金で新設も、捨てられる再エネルギー
(6) 原発新設費用は国民負担増になる⇒なのにあまり知られていない。
(7) 福島第一原発デブリの取り出し費用16兆円(原子力資料情報室)の負担はこれからも続く。
当日の青木さんの講演資料はこちら【PDF:830KB】
【参加者からの感想:一部抜粋】
- 大変わかりやすく、勉強になった。(多数)
- 双葉町の牛舎の話、映像はショックだった。福島ではまだまだ苦しんでいる人がいるのに、なぜ原発を推進するのか理解できない。
- 原発新設も処理費用も国民負担なのに、原発回帰・推進で利益を得ている人たちがいることに怒りを感じた。
- 井戸川さんの活動を知れてよかった。
- 元東海村村上村長の言葉が全て。心に残った。
- 知って考えて行動することが大事。国民の関心を高めることも必要。
- 本気で再エネへの転換を儲かる仕組みに変えるべき。
■YouTube 見逃し配信URL⇒ https://youtube.com/live/yGgbItYK-Y4

二次元コード
<問合わせ先:>
さようなら原発岩手県集会2025実行委員会:事務局 岩手県消団連 電話:019−684−2225
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