岩手県消団連・岩手県生協連・生活クラブ生協・いわて生協は、標記の学習会を、2024年11月6日、盛岡市内のJAいわて中央都南支所2階大ホールにおいて、共催で開催しました。当日は、75名(含むWeb視聴30名)の参加がありました。
講師の安田節子さんは、「ゲノム編集食品の表示のないのは日本だけ、私たちにできることは、(1)ゲノム編集食品を含む遺伝子操作食品の生産・流通・販売禁止と表示義務を求めよう、(2)署名活動や議員・首長へ要請行動し、自治体条例で、議会から国会・政府機関へ意見を提出させよう」と訴えました。
参加者からは、「ゲノム編集食品の危険性を知ることができた。このような不自然なものが流通するのは怖い。表示がないのも不安」、「ゲノム編集には抗生物質耐性や発光遺伝子、それらを活性化するためのウイルス遺伝子を一緒に入れるということを初めて知った」、「安全確認は企業(製造元)の責任だが、行政がきちんと監視したり指導してほしい」などの感想が寄せられました。※詳細後掲をご覧ください。
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▲講師:安田 節子さん |
▲講演中の場内の様子 |
<11月6日:「食の安全学習会」開催骨子>
◇講演:消費者の知る権利・選ぶ権利 「ゲノム編集食品に標示を求めましょう!」
講師:安田 節子さん:
食政策センター・ビジョン21 代表・日本の種子を守る会副会長・日本有機農業研究会理事・アクトビヨンドトラスト理事、デトックスプロジェクトジャパン共同代表など。
講演骨子:日本のみならず欧米の資料を用いて、「ゲノム編集食品の表示がないのは日本だけ。ゲノム編集食品の技術は、安全確認の未完の技術、リスクが定まっていないばかりか、安全性の評価がされていない。ゲノム編集動物の応用化は日本の暴走、予想外の作用をもたらす可能性がある以上予防原則に立つ必要がある」と訴え、「私たちにできることは、(1)ゲノム編集食品を含む遺伝子操作食品の生産・流通・販売禁止と表示義務を求めよう、(2)署名活動や議員・首長へ要請行動し、自治体条例で、議会から国会・政府機関へ意見を提出させよう、(3)企業やお店に「ゲノム編集トマトを売らないで!」と呼びかけました。」
安田節子さんの当日使用した資料はこちら【PDF:887KB】
◇参加者からの感想の紹介(抜粋)
○ゲノム編集食品の危険性を知ることができた。このような不自然なものが流通するのは怖い。表示がないのも不安。
○安田さんご自身が『こういう商品が並んでいたので売らないでください』という投書をして10日後に並ばなくなったという実際の行動例をきいた。匿名でいいので、という一言に勇気をもらった。
○ゲノム編集には抗生物質耐性や発光遺伝子、それらを活性化するためのウイルス遺伝子を一緒に入れるということを初めて知った。知りたいということを強調して運動すること、理解した。
○全ゲノムを調べるのはコストと時間がかかり現実的には困難だが、応用化するなら安全確認が最優先、に大変共感。安全確認は企業(製造元)の責任だが、行政がきちんと監視したり指導してほしい。消費者も学習して声をあげていくことが即効性がある」
◇見逃し配信URL⇒https://youtu.be/Ha0VrhIr1Qg
二次元コード
◇問合せ先:岩手県消団連 電話:019‐684‐2225
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