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県生協連ニュース

2024/10/31

「2024年 岩手県消費者大会」開催報告(第5報)

〜全体会265名 分科会184名 延べ449名参加〜

 

 岩手県消費者大会実行委員会(16団体、事務局:滝沢市、県消団連)主催の標記の大会が、10月29日、盛岡市内のアイーナ8階において開催されました。

 当日は、午前の分科会には、第1〜第5分科会の合計184名の参加がありました。午後の全体会には会場265名(含むWeb視聴者)が参加。分科会と全体会の参加者は、延べ合計449名となります。全体会では、開会のあいさつ、基調講演、大会アピール採択、閉会の挨拶を行いました。

 この大会は岩手県と盛岡市から後援いただきました。

▲分科会の様子▲

<2024年岩手県消費者大会の開催概要:午前 分科会  午後 全体会>

■分科会: 「身近なくらしの問題〜あなたならどうしますか?」 参加者合計:184名

第1分科会:「社会保障問題:このままでは保険料あって介護なし!介護保険制度の改善を」 参加・55名

第2分科会:「食の問題:「遺伝子操作した動物・作物って何?〜くらしに与える影響を考えます」 参加:36名

第3分科会「消費者問題:相続のギモン!? 〜トラブルに遭わないために」 参加:30名

第4分科会「震災・防災:報道からは見えてこない被災地の現状〜能登半島の復興から支援を考える〜」 参加:30名

第5分科会「人権・ジェンダー平等:ジェンダー平等の視点から職場・仕事・家庭での男女格差を考える」 参加:33名

■全体会
参加者数:265名(含むWeb視聴者)
司会:小田美香子さん 岩手県母と女性教職員の会
◇開会あいさつ:
川村 元 消費者大会実行委員長

◇基調講演:(骨子の箇条書き:当日資料より)

「ジェンダー平等とは?〜生きやすい社会をつくるために〜」

講師:竹信 三恵子 和光大学名誉教授・ジャーナリスト

1.ジェンダーって何のこと? 2.ジェンダー平等と社会保障の密な関係。
3.ケアに関わる公定価格の低さ 4.女性の職種別賃金水準
5.男性にも被害、増える単身世帯 6.背景にジェンダー差別
7.差別についての理解が弱い日本社会 8.ジェンダー差別のさまざまな「利用法」
9.今も政治・経済(意思決定分野)で弱さ 10.行きついた先としての「女性不況」

竹信 三恵子 和光大学名誉教授の講演資料はこちら【PDF:527KB】

▲全体会上の様子 ▲講師:竹信三恵子さん

 参加者からは、「ゾンビ家制度という言葉にハッとさせられた。ただ働きで福祉を女性に担わせ、本来必要な社会保障に予算をかけず軍拡ばかり予算がつぎ込まれていることに、怒りを感じた」、「ジェンダー差別が社会保障の弱体化に大きく影響していることがよくわかった。日本は女性の人権を大切にしない仕組みになっていることをあらためて感じた」、「もし戦争がおきたら、国家予算の7〜8割が軍事予算に向けられる。これでは医療や福祉などとれるはずがなく、戦争する国づくりをめざす政府にしてはいけないとつくづく感じた」などの感想が寄せられました。

◇アピールの提案と採択
I女性会議岩手県本部 竹花 せい子さん

消費者大会アピール(全文)はこちら【PDF:1.37KB】

2024年岩手県消費者大会の基調はこちら【PDF:96.6KB】

◇閉会の挨拶:
消費者大実行委員会 鈴木 幸子副実行委員長

◇YouTubeの見逃し配信はこちら ⇒https://www.youtube.com/watch?v=wZIvLS428aY

<問合わせ先>

消費者大会実行委員会事務局(岩手県消団連内) 電話:019−684−2225