岩手県消団連・岩手県生協連・盛岡医療生協は、標記の学習会を、2024年8月2日、盛岡市内のサンセール盛岡:桐華の間(2階)において、共催で開催しました。当日はWeb視聴を含め35人の参加がありました。講師の医師で本NPO法人医療制度研究会の本田 宏理事長が、日本の医療制度のどこが問題で何を変えれば医療や社会保障が充実するのか」などをユーモアを交えて分かりやすく伝えてくれました。
参加者からは、「今の政治は、大企業との癒着で政策が成り立っている。自分で学習し、自分で考え、自分の意志で行動すべきと理解できた。日本が先進国ではなく後進国だと確信した」、「以前からマスコミが左右されているとは思っていたが、正しい情報を自分の目で知り、判断したい。政治が変わることがとても大切だと感じた」、「医療費制御が経済のためにならず、逆に医療・介護に充分な投資をすることが地域経済を回していることは目からウロコだった」、「医師の過重労働については報道で知っていたつもりだったが、ここまで医師数が不足していたことに驚いた」、「医療崩壊がここまでひどい状態だと思ってもいなかった。医療は暮らしていくうえで必要不可欠です」などの感想が寄せられました。
YouTubeの見逃し配信URL⇒https://www.youtube.com/watch?v=tUBiq6OtzGI
|
|
講師:本田宏医師 |
会場の様子 |
<8月2日:本田宏講師の講演要旨>
- ◇講師:
- NPO法人医療制度研究会の本田 宏理事長(弘前大学医学部非常勤講師)
- ◇演題:
- 「高齢者だけじゃない!社会保障の話〜誰もが安心できる社会へ〜」
講師は、「政府は、医療費を制限したいがために,医師が絶対数不足にもかかわらず、偏在していることが問題といって批判の目をそらしています。コロナで頑張った医療機関ほど人出不足などで逼迫していて、診療報酬が低いことが赤字の原因であり、経営努力が足りないわけではなく、今後経営難を理由に再編統合させられたり、高額の医療しかやらない病院になるなどしたら、市民が困ることになる。経営努力のせいにされないよう、医療を守れと消費者の認識を変える必要がある」と、社会保障削減の本質を語ってくれました。
本田宏講師の当日資料はこちら【PDF:2.33MB】
<8月2日:本参加者からの意見・感想の紹介(一部抜粋)>
- 今の政治は、大企業との癒着で政策が成り立っている。自分で学習し、自分で考え、自分の意志で行動すべきと理解できた。日本が先進国ではなく後進国だと確信した。
- 以前からマスコミが左右されているとは思っていたが、正しい情報を自分の目で知り、判断したい。政治が変わることがとても大切だと感じた。
- 医療費制御が経済のためにならず、逆に医療・介護に充分な投資をすることが地域経済を回していることは目からウロコだった。
- 医師の過重労働については報道で知っていたつもりだったが、ここまで医師数が不足していたことに驚いた」、「医療崩壊がここまでひどい状態だと思ってもいなかった。医療は暮らしていくうえで必要不可欠です。
<問合せ先>
事務局:岩手県消団連 電話:019-684-2225
|