2024年4月20日、岩手県生協連・県消団連も賛同団体の「学校給食費の無償化を求める岩手の会準備会」(事務局:盛岡医療生協)は、盛岡市内の岩手県公会堂において、「学校給食費の無償化を求める岩手の会結成会」(給食費無償化岩手の会)を90名の参加をえて開催しました。※賛同者・賛同団体:個人10名・25団体(4月19日現在)。
給食費無償化岩手の会の共同代表に、石橋 乙秀弁護士、田村 茂盛岡医療生協理事長、比屋根 哲岩手大学名誉教授、山屋 理恵インクルいわて理事長が就任。
主催者を代表して、石橋乙秀弁護士共同代表が挨拶。教育行政学者の福嶋 尚子千葉工業大学准教授 (「隠れ教育費」研究室)が「給食費無償化の意義と希望」と題するオンライン講演。会の事務局の盛岡医療生協組織部の鈴木幸子さんが運動方針を提案。最後に共同代表のお一人の比屋根 哲岩手大名誉教授が閉会の挨拶を行いました。
無償化を求める岩手の会としては、当面、署名活動、自治体要請行動、学習会・宣伝資材の作成、協賛金への協力依頼などに取り組んでいきます。
2024年4月19日現在の賛同者・賛同団体の一覧はこちら【PDF:59KB】
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▲講師:福嶋 尚子准教授 |
▲主催者挨拶:石橋乙秀共同代表 |
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▲会場の様子 |
▲閉会:比屋根哲共同代表 |
<「学校給食費の無償化を求める岩手の会結成会」の概要>
■共同代表:石橋 乙秀弁護士挨拶:
岩手県内では学校給食を無償化しているのは10市町村にすぎません。子どもの権利を守り、物価高騰でますます苦しくなっている子育て世帯のため給食費の無償化を実現しましょう」と訴えました。
■福嶋 尚子千葉工業大学准教授の講演「給食費無償化の意義と希望」(オンライン)骨子:
「憲法で義務教育は無償と定められているが、実際には小中学生の保護者は年間5〜6万円の給食費を支払っている。青森県が今年度から無償化未実施の市町村への財源配分を始めます。各市町村での無償化が部分的であっても、当事者などが運動の成功体験を共有でき、国や都道府県を動かす力になっていく。自治体連携し、給食費の国庫負担を求める決議や国主導の給食費無償化を求める陳情や意見書の採択などを求め、国の責任を問うていきましょう」と呼びかけました。
福嶋 尚子准教授の講演資料はこちら【PDF:69.2KB】
■当面の運動方針の骨子:盛岡医療生協組織部 鈴木 幸子さん
(1)岩手県には無償化する市町村への補助を求めていく。
(2)盛岡市には小学校の給食無償化や中学校の完全給食実施と速やかな無償化を要求。
(3)5月中旬から署名に取り組み、9月に岩手県と盛岡市へ要請していく。
(4) 会の行動を支援するため個人・団体からの協賛金を呼びかけていく。
●見逃し配信URL⇒https://youtu.be/tcccIjGO9hA
<問い合わせ先>
学校給食費の無償化を求める岩手の会
事務局 盛岡医療生協組織部内
電話:019-635-6253
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