岩手県生協連(飯塚 明彦会長理事)や岩手県消団連など17団体で構成する「いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク」(略称:いわて食・農ネット、荻原 武雄会長)は、3月18日、盛岡市内のアイーナにおいて、42人の参加をえて、標記の「講演会・総会」を開催しました。
講演のあと食・農ネット総会を開催し議案討議のあと「特別決議」を採択し終了しました。
●学習講演会:「食料危機と生き残りをかけた日本農業の方向性」
講師:資源・食糧問題研究所の柴田 明夫代表
食料危機をいち早く指摘し、中国をはじめとした世界の食料事情に詳しい柴田さんは、「食と農の展望について」話し、「食料生産拡大のために、人や農地・地域社会など農業資源をフル活用と儲かる農業にするための食料・農業・農村基本法の抜本的見直しが必要だ」と訴えました。
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講師:柴田 明夫代表 |
会場の様子 |
柴田明夫講師の当日の講演資料(全文)はこちら【PDF:1.6MB】
●食・農ネット総会報告:提案の全議案を承認・特別決議を採択
総会では、2023年度総括と2024年度計画について議論し、食料危機やゲノム編集食品、学校給食無償化等の集会や学習会開催等を確認したあと、「食料自給率の向上を求め、食料・農業・農村基本法改定案と食料供給困難事態法案の撤回を求める」特別決議を採択し終了しました。
特別決議「食料自給率の向上と地域農業に責任を持つ農政への転換を求める」【PDF:1.21MB】
<問い合わせ先>
いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク(事務局:岩手県生協連内)
電話:019−684−2225
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