岩手県消費者大会実行委員会(16団体、事務局:滝沢市、県消団連)主催の標記の大会が、10月24日、盛岡市内のアイーナにおいて、開催されました。
午前の分科会には、第1〜第5分科会の合計166名が参加しました。午後の全体会は会場285名、Web視聴20名の305名が参加。全体会では、開会のあいさつ、基調講演、大会アピールの採択を行い閉会しました。分科会のみ参加の方を含めると、大会には合計325名が参加しました。
この大会は岩手県・盛岡市から後援いただきました。
<2023年岩手県消費者大会の開催概要:午前 分科会 午後 全体会>
■分科会: 「身近なくらしの問題〜あなたならどうしますか?」 参加者合計:166名
第1分科会: |
「社会保障問題:誰もが安心して暮らせる老後を目指して」 |
参加:53名 |
第2分科会: |
「消費者問題:高齢者を狙う悪質商法」 |
参加:23名 |
第3分科会 |
「格差・貧困問題:子どもの貧困の現状を知り、私たちにできることを考えよう」 |
参加:35名 |
第4分科会 |
「くらしの問題:マイナンバーカードの疑問」 |
参加:29名 |
第5分科会 |
「食の問題:食べものはいつでも自由に買えるの?」 |
参加:26名 |
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▲第2分科会:消費者問題の会場の様子 |
▲第5分科会:食の問題問題の会場の様子 |
■全体会 司会:いわて生協 小原満子さん 参加者数:305名(Web20名)
◇開会あいさつ:八重樫 千晶 消費者大会実行委員長
◇基調講演:「社会の真実の見つけ方 〜私たちのくらしを守るために〜」 講師:国際ジャーナリスト 堤 未果さん
全体会では、「堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法」の著者で知られる堤未果さんに基調講演をお願いしました。
堤さんは、「ショック・ドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に為政者や巨大資本が、どさくさ紛れに過激な政策を推し進める手法で、日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など、強欲資本主義の巧妙な正体を見抜いていかないといけない、と説明。現代人はスマホやデジタル化により判断力や思考力が鈍らされており、すぐに答えを求めず、ゆっくり自分の感性や考えを深めていくことが大事。「無知」「無関心」「無気力」にならないように気を付け、私たちの生命・財産を守るために、「選ぶ力」「立ち止まる力」「問う力」の消費者の3つの力を発揮していこう、と呼びかけました。
※講師の希望により、全体会の当日資料や見逃し配信はございません。
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▲会場の様子 |
講師:堤 未果さん |
◇アピールの提案と採択 岩手県退職女性教職員の会 昆 郁子さん
消費者大会アピール(全文)はこちら【PDF:78.8KB】
2023年岩手県消費者大会の基調はこちら【PDF:90KB】
◇閉会の挨拶:消費者大実行委員会 鈴木 幸子副実行委員長
■全体会:参加者アンケートの紹介(一部抜粋)
- 「励まされた。希望が持てた。わかりやすく素晴らしい講演。感動した」(多数)
- 「スマホやデジタル化の怖さがよくわかった。判断力や考える力が衰えている。すぐに答えを求めず、ゆっくり自分の感性や考えを深めていきたい」
- 「無知、無関心、無気力の3つの敵に気を付け、消費者の3つの力『選ぶ力』『立ち止まる力』『問う力』を失わないようにしたい」
<問合わせ先>
消費者大会実行委員会事務局(岩手県消団連内)電話:019−684−2225
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