岩手県生協連・県消団連(滝沢市土沢)が主催する標記の学習会が、2022年8月31日、盛岡市内の岩手教育会館において、関根 佳恵愛知学院大学教授をお迎えして、「買いたくても高くて買えない!?〜国の『みどりの食料システム戦略』は食料自給率をあげられるのか?〜」と題し、開催しました。当日は、リアル参加20名、Webによる視聴25名、合計45名の方に参加いただきました。
関根教授は、所属する「家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン」が、国連「家族農業の10年」と連携し、持続可能な社会の実現を目指している市民社会活動団体であることと、自著「13歳からの食と農」などの紹介の後、本日の講演内容の以下の5点を説明し本論に入りました。
- 私たちが直面する危機
- 日本の食料自給率
- みどりの食料システム戦略
- 世界の動向からみた日本
- 私たちの食を地域から変える
関根教授は、コロナ危機で問い直される食と農の在り方、ウクライナ危機に直面する私たちの暮らし、日本の食料自給率の低下の危機、持続可能な『緑の食料ステム戦略』の解説と世界の動向と日本を比較し、「社会的に公正で民主的な農と食のあり方、すなわちアグロエコロジーへの転換が必要」と指摘されました。最後に、「私たちの食を地域から変える」の各地の実践例を紹介し、「世界に変化を望むなら、まず自分がその変化になろう!」と訴えました。世界の動向・日本の実態・国の方針などを詳しく説明くださり、改めて日本の食料自給率の低さと自給率を上げる必要性について、学ぶことができました。
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