岩手県生活協同組合連合会 会長理事 飯塚 明彦
旧年中は、格別のご厚情を賜り、心から御礼申し上げます。
いま世界中で、格差と貧困の拡大、地球環境の悪化、異常気象や食料問題など、さまざまな問題がコロナ禍でより深刻化しています。
岩手では、東日本大震災以降、人口減少や少子高齢化が一層進んでいます。
岩手の生協は、被災地への復興支援に加え、子どもや若者の貧困、格差拡大の問題について学習による共通認識を深め、共助の仕組みづくりや活動を広げてきました。
また、昨年は灯油高騰に対して生協連の働きかけで、県の福祉灯油助成の対象を全市町村に拡大させることもできました。今後は、コロナ禍による交流制限も強く影響し、今まで以上に社会的孤立も問題になってくることから、地域のコミュニティやつながり作りに一層取り組む必要があります。
18会員(49万人組合員)は、それぞれの創設の理念や目的の達成にむけて努力するとともに、共通の願いである「憲法に基づく平和で人権が尊重される社会」「核兵器のない世界」「原発に頼らない再生可能エネルギーの普及」「健康で安心して暮らせる地域社会」、「SDGsがめざす『誰も取り残さない持続可能な社会』の実現」にむけて、事業・運動を進めてまいります。
皆様のますますのご多幸をご祈念し、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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