岩手県生協連・岩手県消団連(滝沢市土沢)など44団体で構成する「さようなら原発岩手県集会2021実行委員会」(事務局:岩手県消団連)は、3月7日、岩手県公会堂において、標記集会を、校正団体のメンバーや一般市民約110人の参加をえて開催しました。当日はオンラインで、国際環境NGO FoE Japanの吉田 明子エネルギー・気候変動担当による「今、再エネの電気を選ぶ意味」をテーマにした基調講演、阿部 美紀子女川町町議による「女川原発反対運動報告を行いました。最後に、「政府はすべての原発からの早期撤退を決断せよ」などを主軸にした「集会決議」を拍手で確認(採択)し閉会しました。
終了後に、参加者で市内中心部をアピール行進しました。
参加者からは、「講演も報告も、わかりやすい説明でよかった。日本のエネルギーの現状と今後の展望を知ることができ、大変勉強になった」、「吉田さんの講演は、私たちができることを示していて、非常にわかりやすかった。阿部さんの『たたかい続けます』の言葉に元気が出た」などの感想が寄せられました。
※YouTube再配信URL⇒ https://youtu.be/tBPsqJ1twgk
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▲基調講演:吉田明子さん |
▲報告する阿部紀美子さんと会場の様子 |
<“さようなら原発 岩手県集会2021”の開催概要>
- ■基調講演(オンライン):
- 「未来をつくる“でんき”の選び方」
〜日本のエネルギー政策の現状〜
講師:国際環境NGO FoE Japan 吉田 明子エネルギー・気候変動担当
国際環境NGO FoE Japanのホームページはこちら
骨子(当日資料より抜粋)
- 日本のエネルギー政策の現状
- 電力システム改革と電力自由化
- パワーシフト・キャンペーンとは?
- 自治体の電力調達とパワーシフト
※東日本大震災以降原発はすべて停止したが、再生エネルギーの普及などもあり電力は賄われている。国のエネルギー政策検討委員は原発推進派がほとんど、いまだに処理できない福島原発を見るとき、原発コストの見直しが必要」と訴えました。
- ■報告(オンライン):
- 「女川原発反対運動報告」 報告者:阿部 美紀子 女川町議
女川原発再稼働に反対する!みやぎ女性議員有志の会
※女川原発からは毎秒120トンの温水が排水されるばかりか、行き場も処理不可能かつ処理に10万年を要する核燃料廃棄物があるにも関わらず再稼働を目指している。カーボンニュートラルを口実にさせてはいけない。当事者意識をもってエネルギー消費を抑える暮らしを。
■参加者からの感想の紹介(一部抜粋)
◎講演も報告も、わかりやすい説明でよかった。日本のエネルギーの現状と今後の展望を知ることができ、大変勉強になった。
◎吉田さんの講演は、私たちができることを示していて、非常にわかりやすかった。阿部さんの『たたかい続けます』の言葉に元気が出た。他人事ではない原発事故。原発をなくすために力を合わせていきましょう。
◎エネルギー消費を抑える生活様式に変える事、当時者意識をもってそれぞれの場でできることから行動していく事、をしていきたい。
◎吉田さんの身近にできることの実践は大事。皆で手を取り合って原発反対をしたい。阿部さんの『地震大国の日本に原発はいらない』という言葉はまさにその通りだと思った。
●終了後に参加者たちは、公会堂裏→桜山神社右折→大通野村證券前左折→カワトク前左折→農林会館前流れ解散というコースで中心街をアピール行進しました。
2021岩手県集会決議はこちら【PDF:1.03MB】
■問い合わせ先:
- ◇問合わせ先:実行委員会事務局 岩手県消団連
- 電話:019−684−2225
Fax:019−684−2227
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