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県生協連ニュース

2020/11/06

「2020年 岩手県消費者大会」開催報告(第2報)

 

 岩手県消費者大会実行委員会(構成:17団体)主催の標記の大会を、10月27日、盛岡市内のアイーナにおいて、生協はじめ各団体のメンバーなど165人の参加のもとに開催しました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年行っている分科会は行わず、時間も短縮して全体会のみWEB講演・大会アピール採択という構成での開催といたしました。

 基調講演は、あの「ご飯論法」の生みの親の法政大学キャリアデザイン学部の上西 充子教授に、「コロナ禍から見えるくらしと人権〜これからの社会を考える」と題してオンラインで講演いただきました。

 最期に、東日本大震災の被災者と地域に寄り添い、コロナ後に私たちが安心して暮らせる社会にするための政策を求める内容の「大会アピール」を採択して終了しました。

「2020年岩手県消費者大会アピール」はこちら【PDF:578KB】

▲オンライン講演を聞く参加者の様子 ▲講師:上西 充子教授

 上西 充子教授は、講演の中で、「ご飯食べた?」と聞くと、パンを食べたことは言わないで「ご飯食べなかった」と事実を隠して答える「ご飯論法」の例として、安倍前首相の事実を隠して都合のよいことだけを述べる国会答弁をあげました。こうした隠された事実に気づくためには、「元情報を調べる」「信頼できる情報源を使う」「信頼できる人と話す」「有識者の話を聞く」の四項目揚げ、普段の努力で自由と権利を保持しましょう」と訴えました。

「上西 充子教授の講演」は、YouTubeでもご覧になれます。

⇒URL:https://www.youtube.com/watch?v=8gC-RVx4W78

上西教授の当日資料はこちら【PDF:685KB】

【参加者からの感想の紹介(抜粋)】

  • 「情報があふれる中で、正しい情報を得ることがこれからの自分たちの暮らしに重要。深い理解と深い共感を大事にして、行動していきたい」
  • 「時にプレッシャーや、相手の現状否定、思いの押し付けになることもある『呪いの言葉』でなく、力を与えて引き出す、相手を認め肯定的にフィードバックする『灯火の言葉』を沢山使っていきたい」
  • 「憲法12条を意識していきたい。大切さがわかった。自由や権利は国民の不断の努力によってこれを保持しなければならないという、私たちひとり一人のこころ・行動に訴えたのは見事。心に響いた」
  • 「生協活動も12条にそのものなのかな、と自負」
  • 「理不尽なことが横行している今の政治を変えたい。私たちに求められる『不断の努力』(憲法12条)はやはり大切。声をあげる行動をとるしかないと再認識し、問題意識を持つ同じ思いの人とつながりたい」

<問合わせ先>

消費者大会実行委員会事務局 (岩手県消団連内) 電話:019−684−2225