岩手県生協連(滝沢市)は、生協の使命や役割、今後の可能性や課題の理解をすすめ、お互いの生協の事業や運動の取り組みを知り交流することを目的に、「生協学習交流集会」を毎年恒例で開催してきました。しかし、今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年行っている展示発表やグルーブ交流は行わず、時間も短縮して「生協講座」として、10月22日、盛岡市内のアイーナ(県民情報交流センター)において、8生協60人の参加をえて開催いたしました。
今回の講師は、岩手県出身で、こどもの家庭福祉を専門に、低所得所帯の親への教育支援に取り組む岩手県立大学社会福祉学部の櫻 幸恵准教授に、「コロナ禍の中の子どもの貧困〜私たちにできること、生協の事業や活動でできることを考える〜」について講演いただきました。さらに、生活クラブ生協、いわて生協、盛岡医療生協から「コロナ禍での取り組み」についての実践報告していただきました。
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▲感染拡大防止のため間隔あけて着席いただきました |
▲講師:櫻 幸恵准教授 |
【参加者からの感想:抜粋紹介】
- 「子どもの貧困実態調査やリアルな実話に驚き、勉強になった。子どもの声に耳を傾けるアドボカシーは大事」
- 「相談できる人、場所、サポートの必要性、スクールソーシャルワーカーの配置等できることを考え、何か始めたいと思った。政府のいう『自助』『共助』『公助』がすごく冷たく感じる」
- 「高齢者のケアが重要視されている中、子どもの貧困が見えづらいことに気づいた」
- 「NPOは先鋭的に活動するが政策提言が弱い。生協は政策提言に強いことに可能性を感じた」
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019-684-2225 Fax:019-684-2227
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