岩手県商工団体連合会、岩手県消団連、岩手県生協連など14団体は、2019年3月20日、「10月消費税10%ストップ!ネットワークいわて(略称:10%ストップ!ネットいわて)」を結成し、記者会見で発表しました。
このネットワークは、先ごろ全国で結成された「10月消費税10%ストップネットワーク」(事務局:全国保団連、渋谷区代々木)に呼応して、岩手県内の諸団体・個人と「2019年10月からの消費税率10%への引き上げは中止してください」の一点で一緒に運動することを目的に結成されました。3月末現在、賛同団体・個人は、老舗デパートの川徳(盛岡市)を含む55団体・30人ですが、盛岡市内はじめ、各地に賛同の声が広がっています。
このネットワークには代表者を置かず、14団体が事務局をつとめます。
記者会見で、吉田敏恵県生協連専務理事は、「増税は震災復興の大きな妨げになります」など県民から怒りの声が上がっています。県内33市町村議会のうち9市町村議会が消費税増税の中止を求める意見書を可決しました」と報告しました。
▲ネットいわてのメンバーによる記者会見の様子
●「10月からの消費税率10%を求める請願署名」に協力してください。
政府は予定通り、2019年10月から消費税率を10%に引き上げようとしています。しかし、実質賃金は伸びず、家計消費は低迷し、深刻な消費不況が続いていており、格差と貧困は拡大する一方です。このまま税率引き上げが実施されれば、地域経済をさらに疲弊させ、中小企業や小規模事業者の営業を脅かし、雇用不安を招くなど国民生活への影響は計り知れません。「軽減」と宣伝されている複数税率やポイント還元、プレミアム商品券などによる混乱も心配されています。 皆さん、今こそ、10月からの消費税率10%への引き上げを中止させるべく、この請願書名を広げましょう。
以下の署名用紙をダウンロードし印刷してご利用ください。
●これまでのとりくみ
(1)県議会請願:3月14日提出。請願者14団体、添付した団体署名は203団体。
(2)市町村議会請願…これまでに採択した議会は奥州、北上、滝沢、一戸、軽米、住田、九戸、花巻、金ヶ崎の9議会
(3)いわて生協は4月1日に県内13店舗で署名行動、消費税川柳10選のシール投票を実施。
(4)岩手県各界連では、3月31日14時いわて生協ベルフ仙北からスタートする「10%ストップ自動車パレード」を実施。
(5)3月20日全国10%ストップ!ネット院内集会を参議院で開催。県選出国会議員への要請を行うとともに、団体署名223団体分を提出。
●今後の取り組み
- 個人署名…目標10万筆(第一次集約5月25日)。
- 街頭宣伝活動…4月1日、2日、4日、5日の12時15分から盛岡城跡公園亀が池前で実施。
- 学習会や集会の開催…5月末〜6月に県民集会を開催予定。
●呼びかけ14団体の一覧
- 岩手県商工団体連合会、岩手県消費者団体連絡協議会、岩手県生活協同組合連合会、いわて生活協同組合、岩手県学校生活協同組合、盛岡医療生活協同組合、岩手県民主医療機関連合会、岩手県労働組合連合会、盛岡民主商工会、消費税をなくす岩手の会、新日本婦人の会岩手県本部、岩手県生活と健康を守る会連合会、日本民主青年同盟岩手県委員会、農民運動岩手県連合会
<問い合わせ先>
10%ストップ!ネットいわて事務局 岩手県消団連 電話:019−684−2225
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