岩手県消費者大会実行委員会(構成:17団体、事務局:滝沢市、県消団連内)主催の「2018年岩手県消費者大会」が、10月26日、盛岡市内のサンビルにおいて、生協など各団体のメンバー約350名の参加をえて開催されました。この大会は、盛岡市に後援いただきました。
34回目となる今大会は、午前に全体会(基調講演・大会アピール採択)、午後に6つの分科会を行いました。
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▲講演:大内 裕和教授 |
▲全体会場の様子 |
<2018年岩手県消費者大会の概要>
◇大会のプログラム:午前「全体会・アピール採択・閉会」、午後「分科会」
午前 全体会:
- ■開会挨拶:
- 大会実行委員長 高橋 克公 消団連
- ■基調講演:
- 「貧困が日本の社会を壊す!〜若者に希望を持てる未来を
- 講師:中京大学 国際教養学部 大内 裕和教授
※要点:学生を尊重しないアルバイト(ブラックバイト)を生んだ背景を説明した後、「奨学金は返済浮揚の給付型が世界標準。貸与型で利子付きは奨学金といえない。富裕層や企業の多額な内部留保などを財源に回す税制改正で財源を確保し、奨学金債務の帳消しと貸与型奨学金の完全給付化の実現が必要」など訴えました。
■消費者大会アピールの採択:
「2018年消費者大会アピール」はこちら【PDF:94.8KB】
午後 分科会:6分科会名:分科会テーマ (参加人数)
第1分科会:「貧困問題:岩手の学生・若者・親世代の暮らしの実態から貧困を考える」(68人)
第2分科会:「食の問題:日本のお米が食べられなくなる?タネから職を考える」(50人)
第3分科会:「環境問題:マイクロプラスチックって?〜健康や生態系への影響を知ろう〜」(40人)
第4分科会:「教育問題:今学校は?〜教育をとりまく現状と課題〜」(23人)
第5分科会:「兵・子どもの権利:子どもの権利とは?〜なんのために守るのか」(22人)
第6分科会:「地域医療:地域医療を考えるからこれからの医療・病院の役割」(32人)
■参加者からの感想(抜粋)
「わかりやすくたいへんいい講演だった。奨学金が、貧困、結婚、出産、少子化、労働問題さまざまな社会問題につながっていることを周りに伝えたい」「奨学金というローンが若者の未来を奪っていることを知ることができた」「若者だけの問題ではなく、自分の問題として捉える必要がある」「先生の運動に協力していきたい。できることに取り組まなければ」などの感想が寄せられました。
<問い合わせ先>
消費者大会実行委員会事務局 (岩手県消団連内) 電話:019−684−2225
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