旧年中のご厚情に感謝し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、長年にわたる被爆者の声と運動が世界を動かし、核兵器を違法化する「核兵器禁止条約」が国連で採択されるという歴史的に大きな一歩を印した年でした。私たち生協は、唯一の戦争被爆国の日本が同条約に入り、核のない世界のために主導していくことを求め、県内の多くの団体とともに、核兵器廃絶署名=ヒバクシャ国際署名を推進してきました。今後一層の運動を広げてまいります。
また、安保法制の成立で自衛隊の任務が大きく変わっている中、憲法9条に自衛隊を書き込む「加憲」によって、平和憲法の理念が大きく変えられようとしています。
「平和とよりよき生活のために」を高く掲げている生協にとって、今年は立憲主義・民主主義・平和主義・9条を守る運動が真正面から問われる激動の一年になります。
岩手の生協は、戦争をしない平和な未来を子どもたちに手渡すため、9条改憲NO!全国市民アクション3000万署名運動をはじめ、くらしや地域を守るため今年も全力で取り組んでまいります。
皆様のますますのご多幸をご祈念し、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2018年1月1日
岩手県生活協同組合連合会 会長理事 飯塚明彦
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