岩手県生協連・岩手県消団連(滝沢市)など45団体で構成する「さようなら原発岩手県集会2017実行委員会」(事務局:岩手県消団連)主催の「さようなら原発 岩手県集会2017」は、2月25日、サンビルにおいて、市民・各団体のメンバーなど約450名の参加をえて開催されました。馬奈木厳太郎(イズタロウ)弁護士は基調講演で、「国や東電は加害者にもかかわらず、自分たちの都合で被害者を選別したり、被害の解決を金銭の話に矮小化ししています。さらに一方的に避難指示を解除し、自主避難者への住宅無償提供を打ち切り、福島切り捨ての政治に抗議しましょう。人の命や健康よりも大企業の経済活動を最優先するのをやめさせるよう、声をあげてください」と訴えました。参加者たちから、「声をあげないと被害はないものになる、という言葉にはっとした」「人間が制御できない原発はいらない」などの感想が寄せられました。集会後、参加者たちは、「福島の原発事故は終わっていなぞ」とアピールしながらサンビルから大通りを経てカワトク前・農林会館まで行進しました。
ブログ「さようなら原発岩手県集会」はこちら
▲450名が参加した会場の様子(壇上は馬奈木弁護士)
<“さようなら原発 岩手県集会2017”の開催概要>
◇内容:基調講演、現場からの報告、アピール採択、アピール行進
■基調講演:「原発事故のその後〜福島のいま」 講師:馬奈木厳太郎(マナギイズタロウ)弁護士
(「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団事務局長)
1.福島のこれまでを振り返る 2.生業訴訟が目指しているもの 3.何が問われているか?
■現場からの報告:農業・漁業・労働分野など予定
- 三陸の海を放射能から守る岩手の会
- 高屋敷 ヒヅ子さん
- 原発からの早期撤退を求める岩手県学識者の会
- 高塚 龍之さん
■集会アピールの採択
「さようなら原発岩手県集会2017集会アピール(全文)はこちら【PDF:149KB】
■参加者からの感想の紹介:(抜粋)
- 「福島原発事故を他人事だと思わず、 原発に頼らない方法を考え、 自分自身の問題として考え行動しなければと思いました」
- 「 『ろうそくで暮らしてもいいから原発はいらない』と言った福島の老人を思い出した」
- 「報道が少なくなった福島の話が聞けてよかった。 忘れずに気にしていく事が大切だ」
- 「弱いものが強いものに抑えられ、じっと我慢している日本の現状。 傍観者は加害者と同じ。そうなってはいけない」
- 「声をあげないと被害はないものになる、という言葉にはっとした。 人間が制御できない原発はいらない」
|
|
▲講師:馬奈木厳太郎弁護士 |
▲大通りの繁華街をアピール行進しました |
◇問合わせ先:
実行委員会事務局:岩手県消団連 電話019-684-2225
|