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県生協連ニュース

2017/02/01

平和憲法・9 条を守る岩手の会「学習・活動交流会」報告

 

 平和憲法・9条を守る岩手の会(事務局:岩手県消団連)は、2017年1月22日に、標記の交流会を、約110名の参加をえて開催しました。会は、CDコンサートと各地から報告を行いました。

▲朗読する各地域の9条の会メンバー ▲演出・構成・語りの
前川慧一さん

学習・活動交流会の概要

 この交流会では、最初に、CDコンサートを実施しました。演出・構成・語りの前川慧一さん(宮古市)は、戦争と平和・愛と人生をテーマにコンサートに取り組んでおられ、朗読と名曲を織り交ぜながら、各地で戦争の悲惨さや平和への大切さを訴えました。兵士の士気が下がるなどの理由で販売中止になった「湖畔の宿」や、「ベートーベン交響曲第5番『運命』」をある特攻隊員が出撃前夜に自分を鼓舞するために聴いていたという話、行方不明の息子の名を叫ぶ母の心情を歌った「岸壁の母」など、戦争に向かっていった情勢や当時の状況も踏まえた前川さんの語りと流れる曲が、参加者たちに、「絶対戦争はさせない!」という思いを新たにさせ、感動と交流・学習と行動の意義あるひと時となりました。当日は各地域の9条の会メンバーも、朗読者として参加しました。中国で無抵抗の民間人への残虐行為を語る元兵士の証言や、処刑直前に子への思いを綴った女性革命家の手紙、母に宛てた特攻隊員の遺書などを、それぞれが思いを込めて朗読。会場内では涙ぐむ姿もあり、「すばらしかった。戦争を知らない世代にも深く染み入った」「戦時中受ける授業に疑問を持ったことはなかったが、戦争の根本を知り猛烈に腹が立った」「母を子を思う言葉は胸に迫るものがあった。絶対に戦争などさせない」など、会場から感動したという感想が多く出されました。また、松園9 条の会、平泉・9条の会からは、「集会や学習会、定期的なニュースの発行、継続した署名活動やスタンディング行動などで地域でのアピールを続けてきました」との報告があり、参加者のみなさんは、地域の9条の会の取り組みに自分たちもがんばろうという思いを新たにし、午後の平和のつどいへと流れていきました。

詳細の載る「岩手の会ニュース136」はこちら【PDF:1.31MB】

<問い合わせ先>

岩手県生協連・県消団連・電話:019−684−2225