岩手県生協連(滝沢市、加藤善正会長理事)では、12月15日、2016年度第4回灯油委員会を盛岡市内で開き、配達灯油価格(税込み)を12月19日に1リットル8円値上げし、来年1月9日にもさらに同3円値上げすることを決めました。1缶(18リットル)は、12月19日から1,386円(現行比144円アップ)、1月9日から1,440円(同198円ぞうアップ)となります。
今回の値上げは、石油輸出国機構(OPEC)などの減産合意や円安に伴う仕入れ価格の上昇が理由で、今後もさらに上がる可能性が高い見込みです。 灯油価格の値上げは12月5日(1リットル6円アップ)以来で、今冬3回目となります。国内の石油元売りは11月30日のOPECの減産合意後、原油価格の上昇と円安の進行に伴い、「仕切り価格」と呼ばれる灯油の卸売価格を毎週引き上げています。11月30日に開催した第3回灯油委員会以降、仕切り価格は1リットル10円上がり、小売り側の仕入れ価格も上昇しています。
<配達灯油:暫定価格:2016年12月19日〜2017年1月8日>
定期巡回 |
1リットル77円 |
18リットル |
1缶 |
1,386円 |
電話注文 |
1リットル78円 |
18リットル |
1缶 |
1,404円 |
引き上げ後の価格(12月)は1リットル90〜100円台だった2011〜14年と比べ低いものの、今年は短期間の急な上昇(1月9日以降は9月当初比22円アップ)が特徴です。価格を上げざるを得ない一方、利用が増える厳冬期の家計への影響を踏まえ、引き上げを2段階で行うことにしました。
●灯油委員会メンバーは12月15日岩手県に「灯油に関する要望書」を提出
灯油委員会のメンバーは会議後に県庁を訪れ、県生活環境部の津軽石 昭彦部長に「灯油の異常値上げに対し、県の役割発揮を求める要請書」を提出し、灯油価格がガソリンなどに比べて、高く推移している現状を是正するよう、国に働きかけるよう求めました。
「灯油の異常値上げに対し、県の役割発揮を求める要請書」はこちら【PDF:212KB】
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▲要請団(左)と県生活環境部(右) |
▲要請書を提出する様子 |
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
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