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県生協連ニュース

14/04/07

いわて食・農ネット「TPP問題学習講演会」開催報告

〜終了後に「2014年度総会」を開催〜

 

 岩手県生協連(加藤善正会長理事)や岩手県消団連など17団体で構成する「いわて食・農・地域を守る県民運動ネットワーク」(略称:いわて食・農ネット、荻原武雄会長)は、2014年3月4日、岩手県水産会館において、岩手県出身の農民運動全国連の笹渡 義夫事務局長による「TPPについて 「攻めの農政」で私たちの食・暮らしと地域農業はどうなるか、どう立ち向かうか」をテーマにした学習講演会を、消費者・生産者など70名の参加のもとに開催しました。参加者からは、「改めて農政の問題点が理解できた」「食とくらしを守るためTPPは不要だと思う」「反対の声をもっと広げていきます」などの声が聞かれました。

 総会終了後、同ネットの2014年度総会が開催されました。

▲会場の様子(萩原武雄会長の主催者挨拶) ▲笹渡義夫事務局長

<学習講演会の概要>

◇講演:「TPP」について、「攻めの農政」で

私たちの食・暮らしと地域農業はどうなるか、どう立ち向かうか

講師:農民運動全国連合会 笹渡 義夫事務局長

I TPPについて

  • “合意”を先送りしたTPP閣僚会合について
  • 改めてTPPで国民生活はどんな影響をうけるのか── 農業と医療を中心に
  • アメリカ型「命の沙汰も金次第」、多国籍企業の利益を最大化する社会に
  • TPP交渉は死んでいない。漂流の可能性と“急展開”する危険の両面が
  • 3年間の運動に確信をもって

II 攻めの農政で攻められるのは農民

  • この政策の狙いは
  • 「攻めの農政改革」の内容
  • 今こそ食糧主権の立場に立った農政を

講演レジメ:「TPP」・「攻めの農政」にどう立ち向かうか(PDF 539 KB)

◇TPPをめぐる 各界からの発言

「TPP反対署名を政府に持参したが冷淡な対応に驚いた」(いわて生協:最知 朋子理事)

「海外の製薬メーカー・民間保険の食い物にされる」(盛岡医療生協:遠藤 寿美子副理事長)

「生活費にあてていた補助金が半額・廃止される『農政改革』で、農業やる人がいなくなる」

(盛岡農民組合:小笠原憲公さん)

▲最知 朋子理事 ▲遠藤寿美子副理事長 ▲小笠原憲公さん

いわて食・農ネット総会で「2014年度活動方針・役員改選」などを満場一致で採択

 続いて開催された「いわて食・農ネット 2014年度総会」では、「2013年度まとめ・決算・監査報告」を承認。続いて「自給率向上,TPP反対,食べる取り組み,復興支援」などを軸とする「2014年度活動方針・予算・役員改選」などを全会一致で採択し、総会を終了しました。

「2013年度ふりかえりと2014年度方針」の全文はこちら(PDF 229KB)

○いわて食・農ネットへの入会のお願い (個人会費:年間1,000円)

いわて食・農ネットは、食の安全と地域の農業を守るための集まりです。例年に増して力がはいった計画をたてていますので、ぜひご入会ください!2013年度末会員数:108名会員の皆様には機関誌「いわて食・農ネット」(年4回発行)をお届けするほか、企画の案内などを随時さしあげます。

個人会費:年間1000円。

入会ご希望の方は、下記の事務局にお気軽にご連絡ください。

いわて食・農ネット 事務局 (岩手県生協連内)  電話:019−684−2225