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県生協連ニュース

13/05/22

「みやこ映画生協」の被災地支援と映画館維持のための支援募金のお願い

〜目標2,000万円をめざし、現在800万円超の募金が集まる〜

 

 岩手県生協連(岩手郡滝沢村、加藤善正会長理事)は、急速に進む映画のデジタル化への対応で、存続の危機を迎えている「みやこ映画生協」(宮古市、小野寺正光理事長)のシネマリーン(映画館)を支援するため「被災地支援と映画館維持のための支援募金」に取り組んでいます。被災地に映画を!三陸沿岸から映画文化の灯を消さないため!県内外の多くの皆さまの募金へのご協力をお願いします。

震災から2年間に約180回の無料巡回上映で7,000人に映画をお届けしました

1997年に設立された「みやこ映画生協(宮古市、組合員1万7千人)」は、日本で唯一の専門生協です。いわて生協の大型店舗「マリンコープDORA」の2階に、2つのスクリーンを持つ映画館「みやこシネマリーン」(座席数147席)として同年オープンしました。

3・11東日本大震災の津波の被害は免れ、しばらく休館したものの、「こんな辛いときだからこそ、楽しい映画を」との思いで、震災の2週間後から映画館運営と並行して避難所や被災地をまわる無料巡回上映会を開始しました。多くの生協や様々な地域の団体からの温かいご支援を受け、この2年間に、被災地9市町村で約180回を上映し、延べ7千人の仮設住宅の避難者や被災地の皆さまに、映画をお届けしてきました。進まない復興の中、巡回映画上映は「心の支援」として、子どもやお年寄りから特に喜ばれるとともに、岩手三陸沿岸の映画館として親しまれてきました。しかし、現在、急速に進む映画のデジタル化の波で、従来の映画用フィルムは2013年夏で生産中止。新作映画は上映機をデジタル化しなければ上映できなくなります。デジタル化に対応できない地方の映画館の閉館も出てきていると、同様に「みやこ映画生協」も設立以来、最大の危機を迎えております。特に、デジタル機の導入には、現在の2スクリーンで約2千万円かかります。現在のみやこ映画生協の資本力ではこの設備投資は困難です。震災後の巡回上映会でみなさんを笑顔にできた『映画の力』、こういう状況だからこそ被災地にはエンタテイメントや文化が必要であり、映画が必要です。さらに、これからまだまだ続く仮設での生活(かさ上げなどの土地整備に時間がかかるため仮設住宅には未だに4万人が住んでいます)や被災地の人々が生活している以上、映画生協の幕を閉じるわけにはいきません。三陸沿岸から映画文化を「今」消すわけにいきません。

【概   要】
みやこシネマリーン 『スクリーン1』:85席/『スクリーン2』:62席
【所在地】
岩手県宮古市小山田2-2-1 マリンコープDORA2階

マリーンコープDORAの外観

募金目標2,000万円をめざし、現在804万円超の募金が集まっています

岩手県生協連は、みやこ映画生協はじめ県内の生協の協力をえて、すでに岩手県内で、昨年12月から目標額2,000万円にむけて募金運動をはじめました。2013年5月17日現在、約804万円を超す募金が集まりましたが、目標額の2000万円にはまだ足りません。みやこ映画生協(シネマリーン)が、今後も被災地支援を続けるためにも、デジタル化するためにも、県内はもとより、県外の多くの皆さまの積極的なご支援とご協力をお願いします。

◇募金銀行・口座番号・口座名義

岩手銀行宮古中央支店 (店番041)  普通2125256

名義 みやこ映画生活協同組合 理事長 小野寺正光

ミヤコエイガセイカツキヨウドウクミアイ

みやこ映画生協デジタル化プロジェクトはこちら(ブログ版)

「支援募金のお願い」チラシはこちら(PDF 8.0 MB)

※呼びかけ趣旨・上映状況の詳細などは上記をダウンロードしてご覧ください

<問い合わせ先>

□岩手県生活協同組合連合会

〒020-0180 岩手郡滝沢村土沢220-3 電話:019-684-2225 fax:019-684-2227

みやこ映画生協デジタル化プロジェクト(ブログ版)

〒027-0038 宮古市小山田2-2-1 マリンコープDORA内  電話/fax 0193-64-5588