ドイツの脱原発・再生可能エネルギーから学ぶ講演会・シンポジウムを成功させる実行委員会(事務局・岩手県生協連)は、ドイツのボットロップ市のベルント・ティシュラー市長をお招きし、9月13日に学習講演会(アイーナホール:200人参加)、9月15日に、ティシュラー市長ほか元内閣官房審議官の梶山恵司など6名をパネリストとするシンポジウムを80人の参加で開催しました。
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▲ベルント・ティシュラー市長 |
▲シンポジウムの様子 |
学習講演会で、原発をなくし、再生可能エネルギーへの転換に取り組むドイツの重点都市・ボットロップ市のティシュラー市長は、環境にやさしい発電や二酸化炭素削減などの取り組みを紹介。同市では産業界や市民と協力してエネルギー自給に取り組んでいることを説明し、「単に二酸化炭素排出量を減らすだけでなく、環境と生活の質を高めることをめざさなければならない。新しいエコプロジェクトで職を作り、住民が将来に明るい見通しを持てるようにすることに専念している。」と報告。
9月15日の「ドイツの脱原発・再生可能エネルギーから学び、地域のエネルギー自給を高める岩手の取り組みを考える エネルギーシンポジウム」では、ティシュラー市長、日・独のエネルギー政策に詳しい富士通総研の梶山恵司上席主任研究員、再生可能エネルギー主体の町づくりに取り組んでいる紫波町の藤原孝町長、再生可能エネルギーでエネルギー自給率160%を実現した葛巻町の中村哲雄元町長など6人のパネリストから、ドイツの先進的取り組みに加えて、日本や岩手での取り組みを聞き、意見交換を行いました。
2つの講演会とシンポジウムで、原発をなくし、再生可能エネルギーへの転換に取り組むドイツの取組みを学び、地域から草の根の新しい再生可能エネルギーの構築と、エネルギー自給率を高めていくことへの確かなと思いを強くしました。
参加者たちからは、2つの集会を通じて、「とても有意義だった」「地域の資源を有効に使いたい」「脱原発は現実に可能だと確信が持てた」などの感想が寄せられました。
<問合わせ先>
シンポジウムを成功させる実行委員会事務局(岩手県生協連) 電話:019−684−2225
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