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県生協連ニュース

12/07/27

「2012国際協同組合年 岩手県シンポジウム」開催報告

〜「協同組合の源流」・「賀川豊彦」講演に240人参加〜

 

 岩手県生協連・いわて生協、JA岩手県5連、県漁連、県森連、全労済、中小企業中央会など、県内の24団体などで構成する「2012国際協同組合年岩手県実行委員会(略称:IYC実行委員会)は、7月2日、岩手県産業会館において、「2012国際協同組合年 岩手県)シンポジウム」を「協同組合の源流を探る」のテーマで開催しました。シンポジウムには、生協の組合員と役職員をはじめ、各団体の関係者たち240人を超える参加がありました。

 今年は、国連の定めた「国際協同組合年」であるとともに、協同組合運動に大きな足跡を残した、賀川豊彦さんが、神戸のスラム街で救民活動を始めてから100年、盛岡出身の新渡戸稲造が協同組合運動を起こしてから80年という記念すべき年でもあることから、IYC実行委員会は、協同組合の原点について考え、協同組合の基本的な価値と役割を再認識するため、講師には、加山 久夫賀川豊彦記念松沢資料館館長と内川 頴一郎新渡戸稲造基金理事長をお招きし講演いただきました。最後に、生協・漁協・森林組合・JAから、東日本大震災の復旧・復興支援の取り組みを報告しまた。

▲会場の様子▲

<シンポジウムの開催概要>

◇日       時:
2012年7月2日(月)13時〜15時:50分
◇会       場:
岩手県産業会館(サンビル) 7階 大ホール
◇プログラム:
2つの講演と各協同組合からの発表

記念講演:「協同組合の源流を探る〜賀川豊彦の足跡を追って〜」

加山 久夫 賀川豊彦記念松沢資料館館長

加山館長は、神戸のスラム街から始まった賀川豊彦の足跡を紹介し、「賀川は、下からの社会運動を重視し相互扶助の社会をめざし、社会主義と資本主義を超えた第3の道として協同組合主義を唱え、運動体と事業を分離してはならないと主張しました」と紹介し、最後に「協同組合の指導者、組合員などがどの程度深く壮大な理念運動としての協同組合を理解し、自覚しうるかが問題。協同組合が変われば社会は変わる。そのためには、変えるべきものを変え、変えてはならないものを守る勇気が必要」と結びました。

特別講演:「賀川豊彦と新渡戸稲造」

内川 頴一郎 新渡戸稲造基金理事長

盛岡出身の新渡戸稲造が協同組合運動を起こしてから80年の節目であること、新渡戸稲造が岩手の産業組合運動(協同組合運動)に取り組んだ歴史や、東京医療利用組合(現「中野組合病院」)の設立において賀川豊彦と尽力して取り組んだことなどをお話しいただきました。

▲加山 久夫 賀川豊彦記念館館長 ▲内川 頴一郎 新渡戸稲造基金理事長

各協同組合からの発表:生協・漁協・森林組合・JA

東日本大震災の復旧・復興支援の取り組みをそれぞれの協同組合から報告いただきました。

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225