消費者庁と東北ブロック実行委員会が主催した「平成23年度東北ブロック 地方消費者グループ・フォーラム※」が、2012年3月21日、 “絆・つながろう未来に向かって”をテーマに、ホテル福島グリーンパレス(福島市)において、東北6県の消費者団体や生協、農協など46団体と行政担当者など189人が参加して開催されました。会合は、東日本大震災の犠牲者への黙とうの後、福嶋浩彦消費者庁長官、齋藤幸子実行委員長(福島県消費者ネットワーク会長)の挨拶に続いて、パネルディスカッション、質疑応答、寸劇、3つの分科会とまとめ発表などを行いました。岩手県からは、県と盛岡市消費生活センター、県消団連、県生協連・いわて生協・盛岡医療生協、信用生協など6団体から23人が参加しました。
※このフォーラムは、消費生活に関する問題に携わる各地域の団体・グループと、行政を含めた多様な主体間で連携を図り、実行委員会をおき、各分野で諸課題に取り組むための交流の場として開催しているものです。この実行委員会には、岩手県消団連と県生協連も加わっています。
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▲全体会場の様子 |
▲分科会の様子 |
●司会は岩手県消団連の伊藤慶子事務局長、沼田聡常任幹事がパネリストをつとめました
福嶋浩彦消費者庁長官は、「放射能の数値を理解し、見極められる消費者の育成が重要になっています。そのための知識を深める学習などを、消費者庁として支援していきますが、それぞれの消費者団体が率先して進めてください」と挨拶しました。
「震災から1年、みえてきた課題」をテーマにしたパネルディスカッションは、福島大学うつくしまふくしま未来支援センターの小松知未特任助教をコーディネーターに、パネリストを、岩手県消団連の沼田聡県消団連常任幹事、NPO宮城福祉オンブズネット「エール」の大橋洋介理事長(弁護士)、飯館村・相馬仮設住宅の北原康子管理人、福島県消費生活課の大竹伸明主幹が務め、各分野の震災後の支援活動と今後の課題などについて報告と意見を述べました。沼田常任幹事は「被災地の自治体は限られた職員が全力で震災復旧から震災復興の対応にあたっているが、日常の様々な課題にきめ細かく対応することが難しい。また、被災地の雇用が改善されため教材費滞納が問題になっている」と発言しました。続いて行われた青森県消費者協会による寸劇「買って食って飾って応援しよう!」に大いに会場が盛り上がりました。質疑応答の後、9グループに分かれての3つの分科会は、第1分科会「これからのくらしと持続可能な支援活動な支援活動を考える」、第2分科会「放射能から食の安全を考える」、第3分科会「エネルギー問題を考える」がテーマでした。続いての全体会で、3つの分科会からまとめが発表されました。最後に、次回開催権を山形県と確認して終了しました。
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▲主催者挨拶:
福嶋浩彦消費者庁長官 |
司会:
伊藤慶子岩手県消団連事務局長 |
▲パネリスト:沼田聡常任幹事 |
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▲寸劇:青森県消費者協会 |
☆消費者庁のHPの各ブロック別地方消費者グループ・フォーラム報告はこちら
(写真・情報の出典:消費者庁HP・福島県生協連HP)
<問い合わせ先>
岩手県消団連 事務局 電話:019−684−2225
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