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県生協連ニュース

2011/12/26
第50回全国消費者大会が約242名の参加で開催されました
テーマ:「変えよう日本 つくろう未来〜
大震災から見えてきた、エネルギー・食料・住まい」〜
 

岩手県消団連(岩手郡滝沢村)も実行委員会団体であり、伊藤慶子事務局長が実行委員長を務める「第50回全国消費者大会実行委員会(21実行委員団体)」主催の第50回全国消費者大会が、12月3日、東京都内の発明会館において、全国の45団体・242名の参加のもとに、「考えよう日本 つくろう未来」をテーマに開催されました。当日はおりしもの雨の中、全国からの参加者は、歴史的な第50回を迎えた消費者大会の経過と被災地からの震災の被害の状況と原発事故による放射能被害状況の報告を熱心に聞き、今何が必要か、何が課題か、原発事故とエネルギー問題などについて、2つのパネルディスカッションと質疑応答などを通して多くのことを学びました。岩手県からは、パネリストの戸羽太陸前高田市長・県消団連・県生協連・いわて生協(2名)・県学校生協・盛岡医療生協・県生活問題研究会(2名)など9名が出席しました。また、この大会はコンシュ−マ−ズ京都や日本消費者連盟など20団体に協賛をいただきました。

来賓挨拶:山岡賢治特命担当大臣 ▲会場の様子
◇日        時:
◇2011年12月3日(土)10時30分〜17時10分
◇会        場:
◇発明会館ホール(港区虎ノ門)
◇テ  ー  マ :
考えよう日本 つくろう未来〜大震災から見えてきた、エネルギー・食料・住まい
◇プログラム:
オープニング(映像)・被災地からの報告・パネルディスカッションI・II

■オープニング:映像「消費者大会50回の歴史をふりかえる」

・消費者宣言(1957年)朗読:清水鳩子主婦連合会参与

■開会挨拶:実行委員長伊藤慶子岩手県全国消団連事務局長

■来賓挨拶:山岡賢治内閣府特命担当大臣

■被災地からの報告:映像・千葉・福島・陸前高田市・大学生協連

(1)映像でみる被災の状況と現在

(2)習志野市埋立地住宅と住環境被害(UR袖ケ浦団地):

佐藤志郎千葉・茨城公団住宅自治会協議会袖ヶ浦団地自治会長

(3) 放射性物質汚染と福島県民の状況(映像と報告):

佐藤一夫福島県消費者ネットワーク事務局長

(4)大学生協ボランティア活動報告:冨川竜生全国大学生協連全国学生委員

(5)被災地自治体からの報告:戸羽太(とばふとし)陸前高田市長

■パネルディスカッション・セッション1:

テーマ:被災者を支援し、被災地の復興を進めるために必要なことは何か。

コーディネーター:古屋和雄NHKエグゼクティブアナウンサー

パネリスト:上記の被災地からの報告の4人の方

▲古屋さんと佐藤(志)さん ▲佐藤(和)さん・冨川さん・戸羽さん

パネリストたちからの生々しい報告、とくに市街地が壊滅に近い被害を受けた陸前高田市の戸羽市長の震災直後から現在までの地方自治体の苦悩と国の立ち位置とのギャップの大きかったとの報告に呆れ、「被災地のことを忘れないでください。必ず世界に誇れる陸前高田市を取り戻します」との決意表明に大きな拍手がわきました。また、福島原発事故の報告の「まだ復興とかという前に故郷に帰れるのか帰れないのかも分からない中で過ごしている被災者たちも懸命に歩こうとしています」という福島からの報告に、温かい拍手が送られました。

■パネルディスカッション・セッション2:

テーマ:東京電力福島第一原発事故後、私たちが選択すべきエネルギーは何か。

コーディネーター:阿南久(あなんひさ)全国消費者団体連絡会事務局長

パネリスト:北澤宏一 独立行政法人科学技術振興機構顧問

池原庸介 WWFジャパン気候変動・エネルギーグループリーダー

飯島剛 長野県飯田市水道環境部地球温暖化対策課課長

▲阿南さん・北沢さん ▲池原さん・飯島さん

原発のコストのいい加減さだけでなく、地域独占である電力事業の情報公開の貧弱さに怒りを覚えました。そうした中で、太陽光発電などの活用を地方自治体としてうまく取れ入れている飯田市の知恵に感心し、エネルギー問題については、自分たちも学習し監視を強めなければならないことを実感させられました。

■「第50回大会特別アピール」の満場の拍手で採択しました。

全国消団連HPの「第50回大会特別アピール」はこちら(PDFファイル)

全国消団連の「第50回大会」速報はこちら

<問い合わせ先>

全国消団連 事務局 電話:03−5216−6024