岩手県内各生協組合員各位
全国生協組合員ならびに役職員各位
岩手県生協連合会 会長理事 加藤善正
「東日本大震災」に関する状況のお知らせとお見舞い、その御礼
3月11日14時46分に起こったこの地震は、マグネチュード9・0、震度7という我が国地震記録史上初めての巨大なものでした。県生協連のあるいわて生協本部(滝沢村)も震度6弱を記録し、長い間大きな横揺れが繰り返し続き職員は外へ避難しましたが、書類の散乱程度に終わりほっとしたところでした。すぐ停電になり(13日夜まで)情報が途絶え、三陸地方での津波による恐るべき悲惨な被害については全貌が判らない状況に陥りました。
しかし、いわて生協では発生45分後には「地震災害対策本部」が立ち上がり、県生協連も参加し各事業所等の被害の状況把握、岩手県との「災害時物資協定」に基づく支援物資の手配、会員生協の状況把握など、全力を挙げて取り組みました。
また、この空前の大災害の復旧には、長い時間とかつてない努力が求められることになりますので、県内16生協50万人組合員と力を合わせて進む決意です。
岩手県対策本部でも、主に三陸海岸の各市町村の被害はまだ死傷者の数さえ把握できておりません。この地域の生協組合員数は、いわて生協で約4万名、宮古市職員生協・釜石市職員生協・大船渡市役所生協などで1,600名、みやこ映画生協17,500名、学校生協・労済生協・信用生協などで約2万余名、合計で約8万名(ダブル加入もあり)の組合員がおります。県内の主に津波の被害で亡くなった方々はおそらくは2千名を大きく超えるのではないか、と考えますが、生協組合員とその家族では千人近い数が想定されております。目下、いわて生協の全面的な協力で県の物資要請や市役所生協などの要求による緊急物資の供給に力を入れておりますが、あくまで生協の理念やミッションに基づき、いわての生協の目標「地域に根ざし役立ち・地域から信用され・地域にサポートされる生協」を実践すべく全力で取り組みます。
地震発生以来、全国の生協の皆様から激励とお見舞いを賜りました。ここに謹んで御礼申し上げます。
また、末尾ながら県内生協組合員のみなさま、特に、被害にあわれた方々に心からのお見舞いと悔やみを申し上げます。
詳しい内容につきましては、別掲「震災対応ニュースNO.1」をご覧いただきたく存知ます。
☆岩手県生協連「大震災対応ニュースNO.1」はこちら(PDF:153KB)
<問い合わせ先>
岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225
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