くらしを考えるネットワーク(県消団連、県生協連、いわて生協など構成7団体)は、6月24日、プラザおでって(盛岡市)において、170人の参加をえて、消費税・社会保障について「政策を聞く会」と「消費税増税を考える学習会」を開催しました。
この会では、今年3月に国会で成立した「税制改正関連法」の付則に2011年度までに「消費税を含む税制の抜本的な改革を行う」と明記されたことを受けて、衆議院選挙前に市民として「消費税と社会保障」について主体的に考えるため、事前に各政党に「消費税と社会保障についての政策アンケート」を実施し、この集計結果を公表したものです。当日は、自由民主党から高橋比奈子さん、民主党から階猛さん、日本共産党から瀬川貞清さん、社民党から伊澤昌弘さんの4人の次期衆議院選の立候補予定者が出席しました。各候補者は、それぞれ「消費税率アップへの賛否と理由」、「将来的に消費税の位置付けをどう考えるか」などについての発言をいただきました。
続いて「消費税増税を考える学習講演会」が行われ、山田和江税理士から「消費税増税で私たちのくらしはどうなる?」をテーマに報告いただきました。山田先生は、「消費税は低所得者にとっては命に課税される税金であり、こうした消費税の逆進性は、どうやっても公平な租税負担を担保できません。また、福祉のためというのなら廃止した方がよいと思います。消費税増税に反対し、不公平の拡大を阻止しましょう」と話しました。
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