地産地消運動を促進する岩手県協同組合協議会(略称:地産地消いわて協同組合協議会)の「2009年度総会」が7月14日、農協、漁協、森林組合、生協の各協同組合から8団体(12名)が出席し開催されました。
総会では、2008年度は充分な活動ができなかったことを反省し、2009年度は県内の各協同組合の実践を学習しながら4協同組合が共同して地産地消を推進するための具体的な取り組みを検討していくことなどを協議しました。出席者からは、「昨年の原油高に対する取り組みは評価できる」とか、「今年は情勢に合わせて農政の学習会を企画するべきだ」など意見が出されました。
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設立5周年記念講演会は「国際協同組合デー岩手県集会」との共同開催 |
午後は、産業会館ホールで、同協議会設立5周年講演会を「国際協同組合デー岩手県集会※」との共同開催でした。集会には、約100名が参加しました。 |
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毎年7月第1土曜日の「国際協同組合デー」は、世界の協同組合運動の発展を祝い、平和とより良い生活を築くために運動の前進を誓い合う日です。岩手県でも毎年この日に前後して「岩手県集会」を開催し、県内の協同組合が集って学習会・講演会を行っています。 |
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講演と4協同組合の実践報告・寸劇で相互理解を深めました |
講演は、映画「アンダンテ」の原作「稲の旋律」著者の旭爪(ひのつめ)あかねさんに、「人の心を育てる大地の力」と題して講演をいただきました。旭爪さんは自分の過去を振り返りながら、「あせらず歩く早さで生きることが大切です」とお話されました。
続いて、4協同組合がそれぞれの取り組みを報告しアピールしました。
JAいわて中央青年部は市内中心部での「うるトラ市」開催から、「消費者の声を直接聞くなど地域とのつながりを大切にしている」ことを報告。広田湾漁協からは中央市場に出荷できない土曜日に水揚げされた海産物の有効活用として「土曜市」を開催したところ、消費者から好評を得ていることが話されました。森林組合からはCO2排出取引制度と森林・林業の活性化についての発表がありました。いわて生協は、「きびしい時だからこそ、協同してくらしを守ろう」と寸劇でアピールしました。
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講演する旭爪あかねさん |
いわて生協による寸劇の一場面 |
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会場の様子 |
<問い合わせ先> 岩手県生協連 電話:019−684−2225 |