2009年3月7日、「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」製作・上映運動を成功させる岩手の会(※1)が主催する“シンポジウム「沢内村の生命行政に学ぶ」”が、県水産会館(盛岡市内)において、約120名の参加のもとに開催されました。このシンポジウムは、旧沢内村長、故深沢晟雄(まさお)さんの生涯を描く劇映画「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」の製作に合わせ、沢内村の生命行政の理念と実践を学び、全国へ発信する取り組みとして開催されたものです。この映画は現在制作が進行しており、6月完成予定で、現在製作協力者を募集中です(末尾を参照ください)。
このシンポジウムは、元沢内病院院長の増田進医師(雫石町緑陰診療所所長)による「沢内村の生命尊重・生命行政のあゆみ」と題する講演、続いて、この会の事務局長の加藤善正県生協連会長を進行役に、西和賀・地域医療・社会保障推進運動などに関係する方々によるリレートークも行い、「沢内村の生命尊重行政」の背景や映画誕生の経過などについて学ぶとともに、この映画の制作および完成と上映を成功させるために様々な取り組みを行っていくことなどを確認しました。
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※1: |
無医村・豪雪の貧村を全国に先がけて老人医療費無料化を実現した沢内村の生命行政を記念する「いのちの灯の碑」建立運動に関係する団体や、憲法誕生の真実を描いた映画「日本の青空」の上映運動(※2)に取り組んだ団体や個人などが元になり、岩手県生協連の加藤善正会長理事、太田祖電元沢内村村長など6人を発起人とし、「村長ありき」の著者の及川和男さんをはじめとする各界各層の40人が呼びかけ人となって08年12月10日に、「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」製作・上映運動を成功させる岩手の会を結成しました。現在、この会は20名の世話人体制で運営され、事務局長は加藤善正県連会長理事がつとめています。
またこの映画は、映画会社「インディーズ」(東京都中央区、小室皓充社長)により製作が進められ、今年2月には沢内村(現和賀町)での現地ロケ終了。6月完成予定。7月から県内各地で試写会や上映会開催の予定で進んでいます。 |
※2: |
「日本の青空」の上映運動では2008年に岩手県下の20市町村で約8千人が鑑賞。 |
☆シンポジウムの案内チラシはこちら(PDF 222 KB) |
<シンポジウムの概要> |
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◇日 時: |
2009年3月7日(土)13時〜15時30分 |
◇会 場: |
岩手県水産会館 5階大会議室 |
◇主 催: |
劇映画「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」製作・上映運動を成功させる岩手の会 |
◇後 援: |
岩手医労連、岩手県革新懇、岩手県教職員組合、岩手県高校教職員組合、岩手県社保協、岩手県商工団体連合会、岩手県学校生協、岩手県消団連、岩手県生協連、岩手県保険医協会、岩手自治労連、いわて生協、岩手民医連、いわて労連、NPO輝け「いのち」ネットワーク、NPO深澤晟雄の会、盛岡医療生協(順不同) |
◇プログラム: |
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13:00 |
開会・主催者あいさつ |
13:10
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講演「沢内村の生命尊重・生命行政のあゆみ」 |
増田進医師(元沢内病院院長・雫石町緑陰診療所所長) |
日本に先がけて老人・乳児の医療無料化や乳児死亡率ゼロを達成した深澤村長の業績、ご自身の関わり、現在の地域医療は「県も病院も上(国)ばかり見ている。行政や病院が住民、患者に目を向ければいろんなアイデアがある。」 |
14:20 |
リレートーク |
進行: |
加藤善正(「いのちの山河」を成功させる岩手の会事務局長) |
映画「いのちの山河」と会設立の経過、制作の現状、協力者の募集など |
発言者: |
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高橋典成さん(NPO法人輝け「いのち」ネットワーク代表) |
赤坂美代子さん(みちのくみどり学園保健師) |
及川 剛さん(県地域医療を守る住民組織連絡会代表) |
村上和雄さん(岩手県社会保障推進協議会事務局長) |
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●あなたも映画づくりにご協力・ご参加いただけませんか!!
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1口(10万円=製作協力券1,000円×100枚)の製作協力については以下をご覧ください。 |
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「岩手の会」として1万円単位(製作協力券1,000円×10枚)の申し込みも受け付けます。(直接、岩手県生協連までお申し込みください) |
☆制作会社インディーズHPの「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」サイトはこちら |
<お問い合わせ>
劇映画「いのちの山河〜日本の青空Ⅱ〜」製作・上映運動を成功させる岩手の会
事務局:岩手県生協連 電話:019−684−2225
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