岩手県生活協同組合連合会

岩手県生協連について
県生協連のめざすもの
会員生協の概況
県生協連ニュース
アクセス
リンク
ホーム
〒020−0690 岩手県滝沢市土沢220-3 TEL.019-684-2225
Eメールはこちら

県生協連ニュース

08/02/15

北海道・東北地区の生協の「2007年度第2回地球温暖化防止対策推進交流会」報告
〜08年度コープ地球温暖化防止1000万人のくらし見直しキャンペーンも交流〜
 

  日本生協連北海道・東北地連(事務所:仙台市)とこの地区の9つの生協では、この間、地球温暖化防止対策の策定を進めてきました。2008年1月24日、仙台ガーデンパレスホテルにおいて、「温暖化防止対策の07年度上期のまとめ」の報告と交流を目的に、「2007年度第2回地球温暖化防止対策推進交流会」を開催しました。あわせて、平成19年12月施行の「改正食品リサイクル法」の学習と質疑応答、「2008年度コープ地球温暖化防止1000万人のくらし見直しキャンペーン」の提案を受け、意見交流を行いました。この交流会にはこの地区の9つの生協からの14名、農水省東北農政局、日本生協連の6名の計20名が参加しました。

  岩手県からはいわて生協経営企画室の岡村治さんと開発施設部の水野知巳さんが参加しました。

<1月24日自主的推進交流会の概要>

学習講演「改正食品リサイクル法の概要について」 講師:農水省東北農政局
生産流通部 大槻純一食品リサイクル係長と同地域第一課 高山誠記表示・企画指導官
法体系の概要と法改正にいたる経過と背景。
具体的な改正のポイントと新制度の解説−再生利用事業計画の見直し・定期報告義務の創設・実施率目標の策定等。(食品小売業の再生利用実施率の目標:平成24年度45%)。
宮城県での実例紹介。
 
参加生協による「温暖化防止対策07年度上半期到達点と計画・課題」の報告と交流(抜粋)
コープさっぽろ(略)
コープあおもり
商品供給あたりCO2排出量が23.7t/億円(前年比99.9%)。上半期では商品供給金額とCO2排出量の伸長が102%とほぼ一致。環境関連投資の拡大を期待。
いわて生協
概況では、CO2排出量は102.2%。商品供給金額原単位でのCO2排出量は02年度対比117%。
店舗では2店舗閉店したが、電気使用量は全体で増加という見通し。要因は営業時間延長(1時間で3%程度増)。
共同購入セットセンター改装で冷凍・冷蔵設備の電力使用量が増加。06年度で太陽光発電等を実施、07年度は新セットセンターへのデマンドコントローラー、車両へのデジタコ装備を実施。
08年度ではハード・ソフト面を検討中。照明の改善、「見えタロー」(省エネソフト)の導入。増加した廃棄物の売却益を温暖化対策に使う事を検討中。
みやぎ生協
CO2排出量は100.5%と横ばい。原単位CO2排出量では99.8%(目標比104.4%)。重油、軽油、LPG、都市ガスが減少し、ガスが減った分が電気に回ったという傾向。
ESCO事業を継続しており、上期CO2では336トンの減少。照明インバーター、冷ケース防露ヒーターは設計計画どおりとなっている。
「見えタロー」は3店舗でワークショップを開催しながら意識付けを行う計画。08年度はESCO事業を継続し、新店舗をオール電化、既存の店舗も変更できるところは実施する予定。
あいコープみやぎ(略)
コープふくしま
CO2排出量は105.1%。要因はいわき支部が稼動したことで燃料、電気等も増えた。供給高は順調で店舗で103%、共同購入で108%。結果原単位では98.8%であった。
共同購入は排ガス適合車両へ入れ替えと地図システム導入で配送ルートの効率アップを図る。
セットセンターではドライアイスから冷凍蓄冷剤へ変更してコスト改善対策を実施する予定。
コープあいづ
概況ではCO2排出量が107.3%。4月に新店1店をオープンした。供給高は既存が97%。結果、原単位では101.9%となった。
ハード面では、新店舗でエコストアシステムを導入した。同型テンポ比較ではガスで△13%の削減効果が見られた。
08年度は経営上投資は厳しいが、ESCO関係はコストも低いのでハード導入を検討したいと思う。
秋田市民生協と共立社は口頭で報告がありました(内容略)。
 
「コープ地球温暖化防止1000万人のくらしの見直しキャンペーンについて」
日本生協連環境事業推進室 鈴木さとみ担当 同北海道・東北地連 住吉登担当
  キャンペーンサブタイトルを「くらしの中からSTOP地球温暖化 コープみんなでエコ!2008」。
期間2008年6月〜8月の3ヶ月間。
組合員と職員が参加する取り組み「1日エコライフ」、「マイバッグ持参」、「環境商品の普及」、「環境タウンミーティングなど学習会」、「それぞれの生協独自の取り組みと他団体企画への参加」、「リサイクル活動」など、それぞれ目標を持って、全国で1000万人が参加するキャンペーンを組み立てる。

  最後に、日本生協連環境事業推進室の大沢年一室長が「とめと」を報告し、みやぎ生協の大原英範課長の閉会の挨拶で、交流会を終了しました。

交流会の様子 交流会の様子
交流会の様子

(写真・情報提供:日本生協連北海道・東北地連)