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県生協連ニュース

08/01/01

協同組合の「存在価値と使命は何か?」をともに考える年に

 

岩手県生活協同組合連合会
会長理事 加藤善正
 

 新年明けましておめでとうございます

 岩手の生協は21世紀に入り、激動する社会情勢の下「今日的生協のアイデンティティとミッションは何か!」を議論し理論化し実践を積み上げてまいりました。市場経済優先の規制緩和と構造改革(いわゆる小泉改革)がもたらす「くらし・地域・平和・経営の4つの危機」に真正面から取り組む生協運動」、「地域に根ざし役立ち・信用され・サポートされる生協運動の構築」、「協同組合原則の忠実な実践、とりわけ第5原則=教育・研修と広報活動の促進。第6原則=協同組合間協同。第7原則=地域社会への配慮」などがその中心命題でした。

 昨年も、岩手の生協は、原油価格の異常高騰の真の原因の解明と灯油運動、重税・社会保障制度改悪の現場状況とその原因究明、憲法9条を守る県民過半数署名運動と「映画・日本の青空」全県上映運動、食の安全と農林漁業・地域社会を守りる県民ネットワークの再構築、地産地消運動を促進する岩手県協同組合協議会・協同組合運動研究会の促進など、新しい県民運動の中心的役割を果たしつつあり、主義主張・社会的立場を超えた多くの県民の期待が生協運動に寄せられております。

 今年はこうした国民の切実な要求や怒りに似た「貧困と格差の拡大」、平和・公平・公正・民主主義・弱者への配慮などを願う主権者の審判がくだる「衆議院選挙」が行われます。果たして、日本の社会は良いほうに変わるのでしょうか。

 協同組合運動の「ロマンと理念」を高く掲げて、協同組合の「存在価値と使命は何か?」を全国の皆さんとご一緒に考えながら、より一層の努力を新年の決意として申し上げます。

 2008年元旦