原油高を反映し、ガソリンや灯油をはじめ石油製品の値上げ、関連して、食料品の相次ぐ値上げが続いています。11月後半にはいり石油元売各社は灯油の仕切り価格を1リットル5円もの大幅値上げを発表し、冬を前にいよいよ消費者の家計にとって緊急事態になりつつあります。
こうした事態を受けて、岩手県生協連(本部:岩手郡名滝沢村)では、2007年11月22日に開催した灯油委員会で「灯油問題緊急対策本部」を設置することを決めました。
岩手県生協連では、北海道・東北地区の各県生協連や各地の生協とともに、私たちにとって生活必需品の灯油の値下げを求めて国や石油企業などに働きかけを強め、ガソリン、重油、軽油の値上げで大打撃を受けている農漁業や地域産業のみなさんともに幅広く値上げ反対運動を進めることにいたします。
■行政懇談会の開催、緊急要請行動、「もう我慢できない」声の募集など
当面は、11月30日に「行政懇談会を開催する予定、12月3日に緊急要請行動を実施する予定、これに向けて皆さんの怒りの声を募集します。
皆さんの生の声をお寄せください。
<生協灯油対策本部体制と今後のスケジュール>
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対策本部体制 |
本 部 長 |
岩手県生協連 会長理事 加藤 善正 |
副本部長 |
岩手県学校生協 専務理事 高橋 克公 |
副本部長 |
いわて生協 常務理事 菊地 靖 |
事務局長 |
岩手県生協連 専務理事 金子 成子 |
本部事務局:灯油問題緊急対策本部 岩手県生協連 電話:019−684−222 |
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当面の緊急行動(予定) |
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「石油製油製品の異常高騰に関する岩手県消費者・事業者・行政懇談会」を開催します。 |
開催趣旨:原油や石油製品高騰の背景や原因を相互に理解する中で、何らかの県民運動によって原油価格の沈静化、納得のいく価格形成への努力やその可能性について英知を集め、それぞれの立場で消費者、県民、顧客への「責務」を考える場として開催します。特に、金融市場(マネー要因)が原油価格や在庫を通して、実物市場に決定的な影響を与える今日、IEA(国際エネルギー機関)加盟国で協調している「石油備蓄」がこうした国際的な異常事態に対応する問題、地球温暖化やバイオ燃料化と穀物価格の高騰・食料危機・飢餓人口問題など、視野を広げる方向も含めて検討していきます。 |
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開催よびかけ団体(予定) |
岩手県消費者団体連絡協議会、岩手県石油商業協同組合、岩手県生協連、JA岩手県本部、岩手県LPG事業組合、岩手県消費生活センター |
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開催日時 |
2007年11月30日(金) 13時〜16時 |
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12月3日(月) 国・元売会社への要請行動を行います。 |
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国、県選出国会議員に対して、灯油の「安定供給」「適正価格」に関わる緊急対策を要望します。 |
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石油元売会社には、「在庫の確保」「適正価格(価格の透明性)」を求めます。 |
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「もうがまんできない!灯油・石油製品値上げ〜わたしの声・意見」を緊急募集します。12月3日緊急要請行動に持参します。 |
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12月2日(日)までに「灯油問題緊急対策本部」まで送ってください。 |
〒020−0180 岩手県生協連「灯油問題緊急対策本部」宛
FAX(019−684−2225) |
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