憲法誕生の真実・映画「日本の青空」上映推進いわての会よびかけ人アピール
岩手県民のみなさん
今年は私たちの日本国憲法が施行されて60年を迎えました。
20世紀前半の日本は戦争を繰り返し、特に第2次世界大戦ではアジアの人々など、2000万人余の人々を犠牲にし、日本人も310万人が尊い命を失いました。しかし戦後62年間は、戦争によって人を殺すことも殺されることもなく、平和のうちに発展をしてきました。新聞社の世論調査では、憲法が今日の平和と経済発展をもたらしたことに貢献していると考える国民が85%を超えています。まさに、今日の日本の平和や社会の発展にとって、憲法の果した役割は大きなものがあります。
しかし、この憲法を変える動きが本格化し、そのための「国民投票法」も国会を通り、最短では3年後には憲法改定の最終判断が、私たち国民に問われる事態になりました。私たちは主権者として、子どもや孫たちの未来のために、アジアや世界の平和のために、どのような社会をつくりあげるのか、ひとり一人が考えなければならない大事な時期にきています。
岩手県民のみなさん
こうした状況において、私たちが、「憲法誕生の真実」をしっかり知ることがまずは必要ではないでしょうか。今年に入って、NHKはその真相を追って3本の特集番組を放映し国民に感動を与えました。こうした最近明らかになった情報や研究にそって、大澤豊監督の、映画「日本の青空」が完成し、いま全国的に大きな話題になっています。
憲法改定に賛成する意見を持っている人も、憲法を守るべきだという意見の人も、60年を経ていま明らかになった「憲法誕生の真実」を、この映画を観て、まずは知り、考えて頂きたいと思います。
私たちよびかけ人は、憲法改定に関する意見の違いや思想信条・社会的立場を超えて、「『憲法誕生の真実』を多くの県民に知ってほしい」という一点でこの会をつくり、アピールを発表いたします。この映画の上映を全県的に成功させるための組織づくりや、一人でも多くの県民のみなさんが鑑賞出来るようにお力をお貸しください。
岩手県民の皆さん!
憲法の問題をしっかり引き寄せ、家庭や地域・職場で話題にして、平和と人間が何より大切にされる社会をつくるために、ご努力されることを期待します。
2007年8月6日
憲法誕生の真実・映画「日本の青空」
上映推進いわての会よびかけ人
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