北海道・東北の生協と日本生協連では、この間、各生協の「くらしの助け合い活動」の取組みを交流し、現状と共通の課題の理解を図るため、「北海道・東北地区生協福祉活動自主交流会」(座長:佐藤ふみこ・みやぎ生協理事)を開催してきています。
2007年3月20日、仙台市で、06年度第2回目の交流会を開催しました。
この会に、岩手県からは、いわて生協から3名が参加し、中村弥生さんがいわて生協の取組みを発表しました(参加者:長岡綾子理事・伊藤浩恵理事)。
交流会は、日本生協連福祉事業推進部といわて生協組織本部から報告した後、参加した生協から、それぞれの取組み報告を行い交流し合いました。
<福祉活動自主交流会の概要 3月20日11時30分〜16時>
◇報告「福祉助け合い活動はどう発展するか」
- 資料「くらしの助け合い活動に関わる組織のあり方検討会」報告
- 全国生協の「くらしの助け合いの会」の活動状況の進化により、これからの生協における福祉活動と今後の組織のあり方について
◇報告「ワーカーズコープ〜くらしいきいき応援隊〜」取組み報告
- 第5次中計福祉分野の課題『生協として「福祉」だけでなく、地域社会に対し貢献出来ることは何なのか』を検討。
- (1)参加する人が生きがいを感じ元気になれること(2)活動するメンバーが運営に関わり(直接民主主義、話し合いを大切に)自分の活動として関わること(3)利用する人のハードルを低くを前提に、事業活動のメニューを検討し、今後、生協とともに地域に貢献でき、独立採算の事業として確立を目指す。
◇ 各生協からの報告要旨
- 青森県生協連 「ふくしdeまちづくり」を県連リーダ研修で継続取り組みなど。
- いわて生協 「ふくしdeまちづくり」の取り組みで、盲導犬を伴うバス利用等について状況調べ、バス会社との協議を今後進めていく。
- みやぎ生協 利用状況では、子育ての援助が増加し。利用会員が増加するが、活動会員やコーディネーターが増えない。
- 共立社 「助け合いの会」の活動が、2007年度から全県展開となる。
- あいコープみやぎ 有料化ににより、利用者からの要望が厳しくなってきた。
- コープあいづ 介護保険制度の改正で保険適用から外れる援助が増え、対応しきれない。「ふれあい弁当作り」や新店(あいおい店)の一角に子育て支援のスペースを実現する。
◇参加生協(生協名のみ1名、複数参加人数)
青森県生協連、いわて生協(3名)、みやぎ生協、あいコープみやぎ、生協共立社、コープあいづ(2名)、日本生協連(福祉事業推進部:尾崎、地連2名 計3名)
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