日本生協連北海道・東北地連(事務所:仙台市)と北海道・東北地方の生協は、2007年3月9日、仙台市において、北海道・東北地連としては初めて、表記の会議を開催しました。この交流会には、7道県から11生協40名が参加しました。
岩手県からは、岩本栄子県生協連常務理事、いわて生協から、福士久美子常務理事、鈴木久美子理事、組織機関運営部の三浦光弘担当の3名が出席し、県生協連から、6千人以上の協力で実現した「11.3戦争はいや」の意見広告(岩手日報)と署名活動を、いわて生協から、役職員が率先して「一生活者として平和を求める素直な行動に取り組んでいる」こと、を報告しました。
☆11.3新聞意見広告の報告はこちら
交流会では、伊藤恭彦・静岡大学教授に、憲法と平和テーマに講演をお願いしました。その後、参加した各生協から、平和についての取り組み報告で交流、各生協の活動内容を紹介するパネルや紙芝居、資料などを展示し、おたがいの生協の活動を交流しました。
<平和活動交流会の概要>
◆学習講演「いま。憲法を考える−改憲論と21世紀の平和構想−」(要旨)
伊藤恭彦・静岡大学人文学部教授
- 憲法を巡る状況、改憲論者の「普通の国なら軍隊がある」「外国が攻めてきたら」「60年前の憲法なんて古い」「アメリカからの押し付け」論への反論。
- 憲法改正に対抗するために21世紀のビジョン・理念が大切。
- 憲法第九条は「戦争を違法化し、限定し、国際社会の管理下におくという人類の歴史の到達点の中で生まれた知恵」であり、「九条は地球社会という理念を先取りしている。九条は世界では一番大きなトレンドであり、九条改定は人類への犯罪行為」
- 参加者からの感想「わかりやすく、力強い報告で、よく理解できた」「平和について憲法9条を守ることが世界の貧困・環境問題にもつながることが理解できた」など。
◆各生協からの活動報告(抜粋)
- コープさっぽろ 寸劇「みんなで考えよう憲法改正」上演
- コープあおもり 「県内の戦跡巡りの活動と非核自治体宣言調べ活動」など
- 岩手県生協連 「5千人の協力で憲法改悪反対の意見広告(岩手日報)と署名活動」
- いわて生協 「平和と憲法に関する役職員の率先した取り組み」
- 秋田県南生協 「沖縄に飛んだ1万2千羽の折鶴(沖縄戦跡めぐり)」
- みやぎ生協 紙芝居「今、大切なこと」(平和活動委員会作成)上演など
- 共立社山形生協 山形市平和都市宣言事業「原爆写真展」の取組み
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