岩手県内の農民連や農協労組・農協・生協などでつくる「コメの自由化をやめさせ、WTO農業協定を改定し、国民の食の安全と日本農業の発展をめざすネットワーク」(略称:いわてコメネット)」では、第9回総会の開催に合わせ、2007年2月6日、家庭栄養研究会地方運営委員の山ア万里さん(大阪千代田短大講師)をお招きし、「心と体と社会の健康を高める食生活」をテーマとする講演会を開催し、講演会終了後に、今年で9回目となる同ネットワークの総会を開催しました。
総会では、堂前 貢事務局長が、「2006年度のふりかえりと2007年度計画」を提案し、満場一致で承認し、総会を無事終了しました。
山崎万里さんの講演は、大阪千代田短大の健康調査と実習などを踏まえた、講演は、「食べる、出す、寝る、ストレス、生活リズム」の5つが大切であるということを中心に、"生きる力は食に宿る"を実感させる興味深いものでした。講演会の概要を紹介します。
<山崎万里さん講演会の概要> |
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日 時: |
2007年2月6日(火)10時30分〜12時30分 |
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会 場: |
岩手県民情報交流センター アイーナ(812号研修室) |
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演 題: |
「命と食と農業をつなぐ」〜生きる力と食の大切さ
―心と体と社会の健康を高める食生活―
講師 山ア万里さん(家庭栄養研究会地方運営委員、大阪千代田短大講師) |
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要 旨: |
短大での健康調査実習15年の結果からみて、生活の場での「食べる、出す、寝る」の実態が、学生の授業態度、学業成績、落ち着き、持続力、集中力と深く関係している。心と体と社会の健康を高めるためには、規則正しい生活と食事が密接に関係している。「食べ物がヒトをつくる(食=人を良くする)」、「大便はからだからの大きな便り(5種類の便―読まずに流さないで)」、「内臓の健康こそが意欲と人格、あらゆる能力の出発点(日本文化―腹腰文化)」 |
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