岩手県生協連(本部：岩手郡滝沢村､加藤善正会長)に加盟している17会員のうち、役所や会社の職員を組合員とする生協が6つあります。このうち市役所の職員で構成される生協が市役所生協です。現在、県内には、宮古市職員生活協同組合、釜石市職員生活協同組合、大船渡市役所職員生活協同組合、遠野市役所生活協同組合の4つの市役所生協があります。

　4つの市役所生協の2006年3月末での概況は、組合員数は2,437名、組合員の出資金が1,478万円、総事業高約1億7千万円となっています。

　この4つの生協は毎年１回、市役所職員生協交流会を開催してきました。2006年度は、10月28日に、「生協の役割を今こそ発揮すべき」というテーマで、大船渡市役所生協で開催しました。

　今回交流会では、市役所生協が、改めて組合員自身の生協として「組合員のニーズと願い」どう応えていくか、生協の事業経営についてお互いに考えあおう、という主旨で役職員17名が参加し、それぞれの生協の概況報告と交流を行いました。さらに、役員と職員のグループに別れて、役員グループでは「生協における役員の役割」、職員グループでは「店舗づくりの基本・ノウハウ」について話し合いをしました。この話し合いの中で、「(市役所生協の現状は)厳しい事業内容ではあるが、職場や地域で生協への期待は大きく、生協が今こそ役割を発揮すべきである。」などの声が出されました。

　県内には、同じ役所の生協ですが、もうひとつ岩手県庁生協があります(組合員約4千名､出資金約56百万円､氏行高5億7千万円)。

◆2005年度　市役所生協の概況(2005年3月21日〜2006年3月20日)

交流会の様子