平和をめぐる問題について、チームごとに月1回学び・話し合う「いわてピースキャンパス」は、2006年4月28日、プラザおでってホールにおいて、登録メンバー以外も含む180名の参加をえて、オープンキャンパスを開催しました。
イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんに「イラクで何が起きているのか」と題して講演いただきました。高遠さんは、米軍の総攻撃を受けたイラク中部ファルージャで、民間人が米軍に射殺された現場を訪れた時の様子や、米軍兵士が検問所で無抵抗な住民を射殺した話などを、生々しい写真や映像を交え、自らが目撃したイラクの真実を伝えてくれました。高遠さんは「米軍の取材妨害などにより現地の報道が激減し、(実情が伝わらない)「報道の見えない壁」が形成されている」と説明。参加者からは「むごい、こんなことが地球上であっていいのか。私たちはいかに真実を知らされてないかが、今回よくわかった。多くの人に分かってもらいたい。」「真実の写真を初めて見せてもらいました。いつまでの米国に良い顔をしている日本政府にいきどおりを感じます。米軍の移転費用報道にも頭に来ますが、金があるなら(イラクの)支援に使ってほしい。」などの声が聞かれ、平和への思いを新たにした講演会となりました。
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