3月度(2/21〜3/20)配達灯油利用分について、1リットルあたり2.5円を還元
2006年3月20日、05年度最後の岩手県生協連灯油委員会が開催され、冬期の灯油最終価格と今後の価格が決定しました。今冬の灯油価格は2度にわたり暫定価格の引上げを強いられました。岩手の生協は、大変厳しい情勢の中でも政府や石油元売会社に灯油価格の不当な値上げをしないよう再三要求してきました。
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2月21日〜3月20日配達灯油利用分について 1リットル当り2.5円の還元=値引きします。 |
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※今回の値引き決定で、利用組合員への還元額は約1,480万円になります。 |
配達価格 |
1リットルあたり |
(暫定価格) |
1回の給油140リットル以上 |
(暫定価格) |
おまかせ給油 |
82.5円 |
(85円) |
82円 |
(84.5円) |
電話注文 |
83円 |
(85.5円) |
82.5円 |
(85円) |
夏シーズンの灯油価格
4月24日〜
・配達価格 |
1リットルあたり |
おまかせ給油 |
78.5円 |
電話注文 |
79円 |
いずれも1回の給油140リットルで1リットルあたり0.5円引き
2005年度冬期 灯油運動のまとめ
(1) |
灯油は私たちの冬のくらしにとって欠かすことができません。しかし原油価格は高値で推移し、石油元売り各社はこれと異常寒波・物不足を悪用し、不当な値上げを押し付ける一方で増収増益を計上しています。これに対し、大幅不当上げに反対し、県民(国民)の立場に立った対応・施策を求める要請行動に積極的に取り組みました。
灯油の学習活動や、岩手県・東北経済通産局・資源エネルギー庁・公正取引委員会・各石油元売会社・県選出国会議員への要請行動を行い、こうした取り組みにより、岩手県では再三にわたり国の関係省庁に働きかけが行われました。岩手県選出国会議員は、経済産業省・資源エネルギー庁に対し「灯油の適正価格と安定供給、不当値上げ問題などについて申し入れ」たり、要請書を「請願書」にして「参議院議長に提出」したり、「衆議院経済産業委員会で質問」をするなど対応していただきました。また、経済産業省・資源エネルギー庁による「灯油懇談会」が2回開催され、私たちの声を主張しました。県連灯油委員会を6回開催し、灯油をめぐる情勢を理解し、取り組みの交流と灯油価格について協議を重ねました。 |
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(2) |
また、厳しさを増す家計を守る上でも、生協の事業・経営をしっかりすすめる上でも、灯油利用者を増やすことは不可欠な課題なことから力を入れて取り組みました。その結果、灯油の利用登録をした組合員は70,165人(前年比101.9%)に、利用量は冬期36,752キロリットル(前年比102.8%)、年間では47,913キロリットル(前年比104.9%)になり、競争が厳しい中で、生協の灯油運動への期待と信頼が高まりました。
最終的に生協灯油は、3月を除いて岩手県の平均価格を下回る価格を実現でき、3月度(2/21〜3/20)の生協灯油共同購入利用に対しては1リットル2円50銭を還元することができました。 |
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