アメリカ・イギリスによるイラク侵攻から3月20日で3年が経過、世界でも国内でも、この「大義なき」侵略戦争に反対し、多国籍軍の早期撤退、イラクはイラク国民によって平和を実現すべきという大きな平和行動が展開されました。それに連帯し岩手でも一昨年、昨年に続き「平和を願う市民のつどいin岩手」を開催しました(3月18日岩手教育会館大ホール)。「平和憲法を守る県民懇談会」11団体が中心となり実行委員会形式で取り組み、市民600人が参加しました。
記念講演では、レバノン大使時にイラク戦争に反対する公電を送り、外務省を辞めさせられた天木直人さんが、「イラク戦争開戦時、外務省からは戦争は間違いだと声をあげる雰囲気がなかった。武力で平和は取り戻せない。一人ひとりが黙ることなく平和を訴えなければいけない」「憲法9条改悪が目的の国民投票法案が強行されても、国民の一票で堂々と阻止すれば、政府は何も言えなくなる」と強調し、参加者を励ましました。
参加者からは、「憲法9条は一字一句変えてはいけない、これは戦後60年の歴史のもとにあるという事を、“つどい”に参加して改めて確認しました。」「巧妙な政府のやり方、そして教育の問題・・何も言えない日本人を作り出したのはやはり教育なのだ。教育に携わる人間として、平和を伝えてなくてはいけないと決意しました。」との感想が寄せられました。
つどい後、市内大通りをピースパレードし、プラカードや風船を手に「自衛隊をイラクから戻せ」「世界の平和を実現しよう」と訴えました。
|