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県生協連ニュース

2006/02/21
あらためて協同組合の原則や今日的役割を学びました
第1回生協組合員・役職員協同組合講座を開催
 
 くらし・社会経済が構造的に大きく変化している中で、くらし・地域・平和・経営の4つの危機をしっかりとらえ、「地域に根ざし役立ち、地域に信用され、地域にサポートされる」生協をめざしていくために、あらためて協同組合の原則や今日的役割などを深く学ぶ事を目的に、第1回「生協組合員」役職員協同組合講座」を開催しまいた(2月21日、組合員・役職員41人参加)。

 学習1では、日本生協連法規対策室の宮部好広さんを講師に、「生協法改正」について学びました。宮部さんからは、時代の変化に伴い生協の課題も大きくなってきている今、現在の生協の状況にあった生協法にするため改正が必要であるという視点から、改正要求事項について説明して頂きました。


 学習2では、東京農業大学教授の白石正彦さんから「協同組合原則の成立と変遷、これからの生協での実践を考える」という演題でわが国の協同組合の現況と、ICA協同組合原則について学びました。白石先生は「協同組合は、横の結合、手を結ぶこと。社会的、文化的、経済的ニーズを実践するために結集する運動体である」と話され、そのために協同組合の7つの原則を改めて認識することの重要性を感じました。

 参加者からは、生協法改正案について「地域に根ざすことが生協運動において大切であると思うが、県域の規制緩和は、それに逆行しているのでは」「感想やもっと時間をかけた論議が必要」などの意見が出され、また、協同組合原則の学習については「仕事をしていると忘れがちな原則についての話しを聞くことは、振り返るという意味からも重要」「初めて協同組合原則について学ぶ機会があってよかった。これからの生協においてどこに視点をおけばよいかの指針があり、協同組合の強みを感じた」など、学習してよかったという感想が多く出されました。