6月19日(日)〜7月25日(月)、「原爆と戦争展」が県内12市で開催されました。これは、被爆・終戦60年にあたり、戦争を知らない世代が7割を超えた今、改めて60年前の原爆や戦争の実態を多くの人に伝えたいと発足した「被爆・終戦60年 平和行動ネットワークいわて」が呼びかけ、各地域実行委員会が主催したものです。
広島平和記念資料館から、被爆者が着用していた焼け焦げたシャツ、高熱で溶けた食器などの被爆資料48点、原爆写真パネル、サダコと折り鶴ポスターを借り受けて展示、また、岩手県高教組が所有する「岩手の戦争」の資料も展示しました。
期間中は約9,000名が来場し、被爆の惨状をもの語る資料の数々に見入りました。また、地域ごとに「被爆体験を聞く」「原爆詩の朗読」「平和絵本の読み聞かせ」などさまざまな催しが行われました。
来場者からは、「初めて原爆の写真や現物を見て、改めて戦争の残酷さを感じました。(20代)」「命の軽さ、自分の人生、他人の大事さが忘れられている今日、この企画は長く広く続けてほしい(50代)」「これからを背負っていく私たちが、どんどん戦争・原爆を伝えていきたい。このような機会をつくってくれてありがとうございました。(10代)」との感想がたくさん寄せられ、被爆・終戦60年の記念すべき年に大変意義のある取り組みとなりました。
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