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灯油関連コーナー(2019年度)

岩手県生協連「今冬の灯油価格を1リットル 3円の還元」を決定(第6報)

 岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、今冬の灯油の暫定価格の期間が1月6日から3月20日でしたが、2020年2月24日に暫定価格の変更を行い、2期間にわけて価格を決定しました。

(1)2020年1月6日〜2020年2月22日、1ℓ当たり3円の還元を実施します。

(2)2020年2月24日〜3月20日の、1ℓ当たり3円の還元を実施します。

価格変更(値下げ)の要因、原油、国内の仕切り価格の変化に対応

(1)原油は1月の高騰から一転し、現在の市況は安定しています。

  • 今年も、原油価格の動きは見通しの厳しい年でした。10月のサウジアラビアの石油施設の攻撃、1月のイランとアメリカの衝突など中東危機が起こるたび原油は高騰しました。特に1月にはアメリカとイランの武力衝突が深刻化するかもしれないと身構えましたが、早めに収束しました。世界的に供給量は十分あるため、中東で衝突があっても供給不足になることは考えられませんので、暫定価格にして様子を見ていたことは結果的にはよかったと思われます。今後も、海外にエネルギーを頼る限り、中東トラブルの度に価格の上昇に翻弄される状況は続きますが、冷静に状況を見ていく必要があります。
  • 石油元売り会社の仕切り価格は、10月に入って年内だけで実質7.5円も上昇しましたが、生協の価格は少しでも家計応援になるよう年内は2円の上昇にとどめ、1月から上げて暫定価格で設定しました。1月下旬〜2月上旬は原油価格にあわせ仕切りも下がりましたので、市況価格の値下げを促すためにも生協の暫定価格を期間中に1回変更し、3円下げました。
  • 暖冬で給油量は減ったとはいえ、仲間作りはほぼ計画通りすすみ、生協灯油の利用は堅実に結集され、暫定価格を決めた期間(ほぼ2.5ヶ月)については還元が可能になりました。
  • 今回決定した価格によって、定期巡回の生協価格は、県の平均価格を下回っています。

(2)2019年度の生協の灯油価格の推移と決定価格。

期間 生協暫定 上段定期 決定価格 上段定期 県平均価格
下段電話 下段電話
9/21(土)〜10/19(土)   89円   10月 90.5円
90円  
10/21(月)〜11/29(土)   89円   10月 90.5円
90円 11月 91.6円
12/1(月)〜1/4(土)   91円   12月 92.1円
92円 1月 95.8円
1/6(月)〜2/22(土) 93円 90円   1月 95.8円
94円 91円 2月 91.7円
2/24(月)〜3/20(金) 90円 87円   2月 91.7円
91円 88円 3月 未発表

(3)暖冬が幸いしたが、消費税の増税や新型肺炎の影響で家計の分多は増加。

  • 決定価格を月別の利用量と掛け合わせ灯油代金を計算すると、冬期6ヶ月の使用量は平均925ℓ負担額は82,776円になりました(昨年は、957ℓ86,880円、昨年比▲4,104円)。暖かな冬だったことが、消費者には幸いし使用を抑えた結果(前年比96%)、負担額減につながっています。しかし灯油の家計負担は昨年比95.2%と5%弱少なくなったものの、消費税増税での負担増や、3月は新型肺炎対応での収入減や予期せぬ出費等で県民のこの冬の家計は大変だったと思われます。
  • なお、県平均価格で同じ灯油量を利用するよりは、生協灯油を利用したほうが約2,700円安くなります。(3月の価格が2月と同じと想定しての計算です)。

(4)還元期間:2020年1月6日〜2020年3月20日 (1月〜3月度の約2.5ヶ月)

還元金額:1ℓ当たり3円 (昨年は1ℓ2.5円)

  • いわて生協 4,000万円 
    (期間トータル1000リットル利用者にはさらに1円還元するため1000万円ほど還元しているが、4000万円とは別)
  • 学校生協  400万円

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225

岩手県生協連「2月24日から配達灯油価格を1リットル当たり90円」に3円値下げ(第5報)

 岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、2020年2月24日からの定期巡回おまかせ給油(税込価格)を現在の価格より、1リットルあたり3円値下げし、1リットル:90円、18リットル:1,620円(電話注文は1リットル91円、18リットルで1,638円)とすることにいたしました。

価格変更(値下げ)の要因、原油、国内の仕切り価格の変化

(1)原油は1月の高騰から一転し、現在は下落しています。

原油価格は12月中旬に世界経済の先行き不安が和らいだことで上昇傾向になり1バレル65ドルになり、さらに1月3日のアメリカによるイラン革命防衛隊司令官の殺害、8日にはイランによる報復攻撃などが行われると、供給不安から1バレル67ドルに上昇し、さらなる上昇があるものと世界は身構えました。しかし、世界的に供給量は十分にあり中東のショックを吸収できる状態のため原油はそれ以上上昇せず、新型肺炎の感染拡大によって中国経済が停滞し石油需要が激減するだろうとの予想から、現在原油は下落を始めています。また世界的に暖冬影響も需要の落ち込みに拍車をかけ、1月中旬には65ドル、1月下旬には58ドル、現在2月中旬は56ドルまで下がりました。

(2)国内仕切りも下落。

12/19〜+1.5円、12/26〜+1.5円、1/9〜+1円と上昇しましたが、その後は、1/16〜+0円、1/23〜▲1円、1/30〜▲1.5円、2/6〜▲4円、2/13〜▲2.5円と下がっています。

(3)今回生協価格を3円下げます。

仕切り価格の下落に比較して少ないように見えますが、1月上旬までの仕切り上昇時も価格を維持した赤字吸収のためと、仕切り価格が今後上がる可能性もまだあるためです。引き続き利用結集が進めば、価格決定後に割り戻しできる額も高まるものと期待します。

 生協灯油価格は上記のような状況から、以下のようにします。(消費税込み価格)

2/24(月)〜3/20(金)【暫定価格】 定期巡回:1リットル:90円 18リットル:1,620円
電話注文:1リットル:91円 18リットル:1,638円

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225

岩手県生協連「1月6日からの暫定配達灯油価格を1リットル当たり93円」に値上げ(第4報)

 原油については、中東の生産国が望むような大幅な上昇はしない状況が続いていました。アメリカのシェールオイルの増産、トランプ大統領の発言など、エネルギー市場での米国の存在感が高まり、原油価格を下押しする圧力になっているためです。中東の価格主導権は弱まっています。

 12月中旬になると13日の米中貿易交渉の合意を受けて、世界経済先行きへの警戒心やイギリスのEU離脱をめぐる不透明感も和らいだことで、原油が上昇しました。今後の原油価格は、1月からの「減産の順守状況」「米中貿易協議の進展など」などにかかってくるものの、1バレル60〜65ドルで推移するのではないかと思われます。

 国内の仕切り価格は、全国的な寒波が続くなどの異常気象がない限り、暖冬で需要の逼迫はいまのところないので、原油変動を無視して上昇するとは考えにくい状況です。しかし、円建ての原油コスト上昇以上(つまり原油価格の上昇以上に)に、国内の仕切り価格を上げて、灯油価格だけが高くなる「灯油の独歩高」にならないかは今後も注視していきます。

 したがって、生協灯油価格は上記のような状況から、以下のようにします。(消費税込み価格)

1/6(月)〜3/20(金)【暫定価格】
定期巡回:1リットル:93円 18リットル:1,674円
電話注文:1リットル:94円 18リットル:1,692円

 ※その場合【暫定価格】にしますので、3月の最終的な割り戻しをめざして利用を結集していきます。

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225

岩手県生協連「当面の配達灯油価格を1リットル当たり91円」に値上げ(第3報)

 岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、2019年11月21日に、12月1日(日)〜1月4日(土)の定期巡回おまかせ給油(税込価格)の決定価格:、1リットル:91円、18リットル: 1,638円。(電話注文92円)、18リットル 1,656円】とすることを発表しました。値上げの理由は、OPECの協調減産の影響で原油が小刻みに上昇し、国内の仕切り価格も6週間で4円上昇していることです。仕切りは4円上昇ですが、生協灯油は2円アップに抑え、利用結集をはかることにしました。

 また、10月25日の県議会で、請願していた沿岸地域の福祉灯油の継続が採択されました。

 さらに、11月27日(木)に、東北6県の生協連で、東北経済産業局へ灯油要請行動を行い、石油元売りの寡占化で消費者メリットより企業利益が優先されていることへの警戒、適正価格、安定供給にむけ監視や指導の要請などを伝えました。

岩手県生協連「『福祉灯油』継続などを県議会に請願」(第2報)

 岩手県生協連など3団体の代表6名は、暖房費が増える冬を控えた、2019年10月17日に、県庁を訪れ、岩手県議会の関根敏伸議長に、2011年度以降、県が実施している震災被災者を対象とした灯油購入のための補助、いわゆる「福祉灯油」の継続を求める請願書を手渡しました。

 請願に先立ち、全会派と無所属の議員から紹介議員の承諾を得ました。当日は、代表6名に、4名の紹介議員も参加くださいました。対応いただいた、関根議長は「継続した取り組みをしていけるよう頑張りたい」と前向きな姿勢を見せてくださいました。

 今回の請願団体は、いわて生活協同組合、県学校生協、県消団体連、岩手県生協連の4団体です。

 岩手県は昨年度、宮古市や大船渡市など沿岸の12市町村に対し、1世帯あたり2500円を上限に灯油購入費を補助していて、去年は1万8167世帯が助成を受けました。

<提出した請願書>

2019年10月17日

被災地での福祉灯油の継続を求める請願

【請願趣旨】

岩手に住む私たちにとって暖房は不可欠であり、「灯油」はその主力エネルギーとして欠くことができない生活必需品です。昨年の平均的な家庭の一冬の灯油負担額は8万6千円を超える(いわて生協調べ、一冬平均960リットル使用)など4年間上昇し続け、家計の重い負担となっています。今年9月現在も、18リットル1缶1600円台という高価格が維持されています。

こうした中、9月14日には日本の原油の4割を輸入するサウジアラビアの石油施設が攻撃され、供給不安や価格の高騰、また中東の緊張を理由にした便乗値上げも心配されます。原油の高騰は、電気やガス料金にも影響し、私たちの暮らしはもちろんのこと、県内の事業者や生産者にまで大きな影響を与える問題です。また、10月1日からは消費税が10%に増税され、灯油価格も今以上に上昇します。

岩手県は8年連続で沿岸被災地を対象に「福祉灯油への支援」を実施してきました。震災から8年半が経過した現在も、応急仮設等には1千人近い方が暮らし、厳しい生活を余儀なくされています。仮設住宅にお住まいの方がいる間は、「福祉灯油」のような温かい支援の継続が必要と考えます。

つきましては福祉灯油について、以下の施策をお願いいたします。

【請願項目】

1.岩手県として、今年度も「被災地での福祉灯油」への支援を継続すること。

被災地での福祉灯油の継続を求める請願書はこちら【PDF:200KB】

▲県議会の関根敏伸議長に請願書をお渡ししました

これに先立つ10月4日(金)に、9名で県へ要請活動を行いました。

岩手県生協連など3団体の代表9名は、県庁を訪れ、福祉灯油継続や灯油の安定供給などについて要請行動を行いました。これに対して、県側からは、環境生活部長、副部長、県民生活センター所長たちに対応くださいました。生協代表からは、「福祉灯油は沿岸の継続はもちろんのこと、全県的に対象を増やしてほしい、GSの減少が進み過疎地では購入が大変になっています」、「また、災害が多発しておりそれに備えた対応や安定供給を国に訴えてほしい」などを伝えました。

▲左側:生協の代表、右側:県環境生活部長・副部長・県民生活センター所長

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225

岩手県生協連「今冬の配達灯油価格を1リットル当たり89円」でスタート(第1報)

 岩手県生協連(滝沢市土沢、飯塚明彦会長理事)は、2019年10月17日に開催した第2回灯油委員会において、当面の配達灯油価格を、暫定価格方式を改め、1ヶ月ごとの決定価格とすることを確認しました。昨年は10月22日(月)から、配達価格103円(電話注文104円)、2週間後の11月5日(月)から99円(電話注文100円)の「決定価格」でした。それと比較すると、シーズンインの価格は、昨年より1リットルあたり14円〜10円(1缶だと252円〜180円)安い価格でのスタートです。ただし昨年が高額な異常価格でしたので、多少は安くなったものの喜べる価格ではありません。

1.配達価格・定期巡回おまかせ給油:10月21日(月)〜11月20日

決定価格:1リットル当たリ89円(定期巡回の場合、電話注文は1円高)。

1リットル:89円 18リットル:1,602円 (電話注文は1円高90円、18リットル1,620円)

2.状況に応じて途中でも「決定価格」を変更する場合や延長する場合もあります。

注1:岩手県生協連からタイミングを見てリリースするなどして発表します。

注2:89円は、6/21〜の価格と同じ。

3.当面の取り組み

最終的には、県の平均価格を下回る価格で供給するように、努力していきます。

引き続き生協灯油の利用への結集をお願いします。

いわて生協のホームページの灯油価格はこちら

<灯油運動この間の取り組み>

(1)9月20日に第1回県連灯油委員会報告(2生協・県連、23人参加)。委員会前半には、昨年から始めた灯油の基本的学習を実施しました。委員会では、今冬の運動の進め方(仲間作り目標や、県への要請の内容、具体的取り組み予定)等の確認にとどめました。

(2)原油は3年前から上昇しており、今後は消費税2%分の上昇と、中東の緊張が影響して国内の灯油価格がさらに上がる可能性があることや、元売り会社の独占状態が価格競争をなくし消費者利益が損なわれている問題などを共有しました。

(3)生協の灯油価格については、9月はまだ灯油需要期ではないため、現在の価格を確認し、次回10月17日の第2回灯油委員会で、10月21日〜の冬期の価格を決めることにしました。

現在の価格は、1ℓ:89円 1缶:1,602円(電話注文:90円、1缶:1,620円)

(4)10月4日(金)に、9名で県へ要請活動を行いました。

環境生活部長、副部長、県民生活センター所長に対応いただきました。

福祉灯油は沿岸の継続はもちろんのこと、全県的に対象を増やしてほしい、GSの減少が進み過疎地では購入が大変になっている点や、災害が多発しておりそれに備えた対応や安定供給を国に訴えてほしい点などを伝えました。

(5)県議会への請願は、10月17日に議長提出を行うことを確認。

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225